無魔力少女と風を統べし少年

第２４話 新たな理解者 ページ27

金丸サイド

俺は東条と武藤と一緒に買い物後、東条の隠れ家にやって来た

東条「さてと、話そうか。明世のこと」

金丸「おう」

明世「実は……私、一昨日まで、無魔力だったの」

金丸「んなっ！？」

なんと、武藤が日本で唯一の無魔力の正体だった

だが、一昨日、ノワールウィッチにさらわれ、東条に助けられたが、そのあと、深傷を負った東条を失いたくなかったからか、思いをぶちまけたら、魔力に目覚めたということらしい

んで、武藤は無魔力だった故に、３歳からずっと独りだったらしく、先週の魔法定期試験の前日に東条が助け、それから、東条の隠れ家に住んでいるとのことだった

金丸「そりゃ、辛い毎日を過ごしてたんだな」

明世「うん。最初は怯えて、逃げ出そうと思った。でも、秀明はそんな私を助けてくれた。守ってくれた。だから、魔力に目覚めたのを知って、恩返ししたくて……」

こりゃ、武藤……いや、明世と東条がくっついたのも納得だわ

金丸「話は理解した。俺もできる限りの協力はする」

東条「ありがとう、信二！」

金丸「あとは、魔法学だよな。学年別ではないけど、属性別で２年、３年もいるからな……」

東条「そこは、適任がいる。明後日、朝早くに話すよ」

こうして、俺は東条の隠れ家を出て、青道魔法学園の高等部の寮まで戻った

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