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廉「おいこら!なにが “ ど変態 ” やねん
ますますひどくなってるやん!」
「だって帰って早々にあんなことして
まさにその通りじゃん(笑)」
廉「なんやと?
可愛い声出して喘いでたくせに〜♪」
「うるさいっ」
.
.
廉「うんまっ
これ全部Aが作ったん?」
「そうだよ?
お代は1800円頂きます」
廉「お前はまたそんなリアルな数字を(笑)
ちょっと払えるなって思う金額言うのやめれや、
........普通1万円になりますとかやろ(笑)」
「え?1万円もいいの?」
廉「.........そうやない(笑)
でもさ、思ったんやけど......」
「......なに?」
廉「帰ってきたとき料理作ってるA見て
近い将来こうなるんかな思ったわ♪
なんか新妻の元に帰る夫の気持ちみたいな?
.........Aも思ったやろ?♪」
「思ってないし」
廉「嘘やん(笑)
顔にやけてんで?
あぁAちゃんかーわいっ♡」
「黙れっ」
でもその言葉に
あたしの胸はまた高鳴った
廉も同じこと考えたんだなって......
あたし達同じ未来を見てるんだね
.
.
「廉、ごめん
あたし、謝らなきゃいけないことがあるの」
廉「次からREN♡にしてくれたら許したるわ」
「いや、そうじゃなくて(笑)」
廉「なんや?
..........どうしたん?」
急に真剣な顔になる廉
そんな顔されると言い出しづらい
.......でも、言わなきゃ
「夏休み、あたしないみたい
実習に行かなくちゃ行けないの」
廉「そうか.......」
「ごめんね?廉.......
楽しみにしてたのに」
“ なに言ってるん? ”
「え?」
廉「全然怒ってへんで?
いよいよやなA!
夢に一歩近づくチャンスやん」
白い歯を見せて笑いかけてくる
廉「応援しとるから
悔いないように頑張りや?」
優しい廉の手があたしの髪を撫でていく
廉「その代わり......」
「その代わり?」
廉「早速俺の身体のケアな♪」
「さっきしたばっかじゃん
このど変態!!!!!」
廉「もう実習行かせへんから」
やっぱり月日が経ってもあたし達はあたし達のまま
でもね、廉
廉の広い心にすごく救われてる
気持ち良く送り出してくれてありがとう
あたし、絶対負けないから
夢への第一歩だと思って最終日まで頑張るよ
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えりんぎぷ−る - 一気に読んで、たくさん泣きました!推しでもないれんれんなのに、、、www天使っていう設定がまたまた良いですね。 (2020年7月1日 22時) (レス) id: 2200018ee9 (このIDを非表示/違反報告)
miii(プロフ) - はじめまして。一気に読みました!切なくて涙が溢れましたが、最後はとても暖かくて本当作者様の表現が素晴らしいです。おつかれさまでした。 (2020年6月3日 7時) (レス) id: 461d11f3fb (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - すみません!2019年ではなく2020年です!! (2020年3月30日 1時) (レス) id: 199b427b1e (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - 続きです。まだまだ気になる部分は沢山ありますし、こんなにも切なくて愛おしいラブストーリーをお書きになった主様は最高な方です。ただ、一つ要望を言うとすれば、廉くんと再び巡り合うまでの出来事を読みたい。です。笑 長文失礼しました。 (2020年3月30日 1時) (レス) id: 199b427b1e (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - 続きです。玄樹くんが更に80年天使を続けたのはきっと、渚ちゃんと汐音くんの成長を見届ける事と、廉くんが天使としての仕事を全うして生まれ変わって、主人公の女の子と再び巡り合うことを見届けたかったからではないかと考えています。続きます。 (2020年3月30日 1時) (レス) id: 199b427b1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美雨 - miu - | 作成日時:2016年1月1日 17時