エイス・ファンタジア

第３７話 ネメシス、現る ページ41

金丸サイド

一方、俺と倉持先輩は紅葉を追いかけていた。

金丸「はぁ……はぁ……紅葉！！」

紅葉「……追いかけてきてたんだ。でも、私の心は揺るがない」

倉持「………嘘だな」

紅葉「！？！？」

金丸「俺達はある人にお前の言葉が本心でないことに気付かされた。」

倉持「だからこそ、お前を助けに来たんだ。」

紅葉「……」(ﾎﾟﾛｯ)

！！紅葉、泣いてる……

紅葉「本当はこんなことしたくない……闇から逃れたい……でも、混沌神の呪いにかかっている以上、助かる方法は……！(泣)」

金丸・倉持「ある！！」

紅葉「え……？(泣)」

金丸「そのための俺達だ。ですよね、倉持先輩」

倉持「ああ。待ってろ、紅葉。今、呪いを解いてやる。俺達の雷でな」

そう。この時のために、倉持先輩と魔法の特訓をした

そして、俺と倉持先輩の共通する属性……雷の融合魔法を習得するために、何度も実力をぶつけ合った

その特訓の成果を……見せてやる！！

しかし、その時

？「困ったわね。紅葉……呪いにかかっていても、本心は隠せなかったのね。」

紅葉「！？！？ネメシス、様………」

！！！こいつが……

金丸「混沌神ケイオスの腹心の１人……ネメシス……」

ネメシス「はじめまして、ね。私がケイオス様の腹心にして、デスペアの長、ネメシスよ。悪いけど、紅葉は助けさせないわ。」

倉持「させるか！シャイニング・ボルト！！」

金丸「紅葉は返してもらう！スプラッシュ・サンダー！！」

俺と倉持先輩の魔法はネメシスに一直線。

ネメシス「私をなめないでちょうだい。ダーク・ボルト・リフレクター」

！？！？雷……だと！？

金丸・倉持「うわぁぁぁっ！！」

ネメシス「それじゃあ、今日はこのくらいにしてあげるわ。帰るわよ、紅葉」

ネメシスは紅葉を連れて、去っていってしまった

金丸「ちくしょう…！」

倉持「……金丸。悔やむ気持ちは分かる。だけど、立ち止まってる暇はねぇぜ」

金丸「！！ですね。また紅葉が出てきたときは、今度こそ、ですね」

倉持「ヒャハ！そういうわけだ！さ、戻ろうぜ」

金丸「はい！」

こうして、俺と倉持先輩は青心寮へ戻った

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