エイス・ファンタジア

第２９話 結ばれし２つの炎 ページ33

栄サイド

ハッ！私のせいで栄純くんが！

栄「栄純くん！！」

栄純くんが怪我をしたのを理解した瞬間、私は栄純くんの元に駆け寄った

栄「栄純くん！栄純くん！しっかりして！」(涙目)

沢村「え、栄……」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ

嫌だ！栄純くんがいなくなるなんて耐えられない！

沢村「よかっ、た、怪我、しなかった、みたい、でﾊｧﾊｧ」

栄「そんなの、今はいいでしょ！それよりも、栄純くんの怪我が酷いんだよ！！」

沢村「はは、でも俺は自分が傷つくより、栄が、傷つく事の方が、耐えられないんだ。だから、守れて、よかった」

そんなの、私だって栄純くんに傷ついて欲しくない。それに……

栄「栄純くん。私ね、栄純くんの事が好き。だからいなくならないで(震え声)」

沢村「！？栄……俺も、栄の事が好きだ。だから、いなく、ならないよ」

！？そっか、私達両思いだったんだ。

栄「ありがとう。絶対助けるから」(泣)

沢村「ああ、頼む」

栄「うん。……彼の者を癒せ！アクア・ヒール！」ﾋﾟｶｰﾝ

私は水魔法で栄純くんは回復した

沢村「ありがとう、栄。助かった！」

栄「うん！」

金丸「よかった。沢村は回復したみたいだ」

東条「そうだね、よかったよ」

春市「よかったぁ」

降谷「よかった」

月夜「無事でよかった」

他の皆は栄純くんが回復した事に安堵していた。

栄純くんはもう大丈夫。あとは魔物だけ

沢村「栄。俺、今お前の魔力を感じてる」

栄「私も感じてるよ」

沢村「ﾆｯ俺達でアイツを倒すぞ！」

栄「うん！」

すると、２人の頭に自然と呪文が浮かんできた

栄「我が燃やすは、紺碧の炎」

沢村「我が燃やすは、純白の炎」

栄「今こそ、我らが愛の力で」

沢村「２つの炎を束ね、解き放て」

栄・沢村「アモール・バーニング・ファイヤー！！」(ﾌﾞｫｫｫｫｫﾝ)

紺碧の炎と純白の炎が交わりながら魔物を包み込んだ

魔物「ｷﾞｬｱｱｱ……」(ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ)

やった、できた！

沢村「やったな、栄！」

栄「うん！」

私と栄純くんの融合魔法で魔物を倒す事ができた

金丸「２人とも、やったじゃねぇか！」

沢村「へへ！やってやったぜ！」

栄「えへへー」

するとそこに……

？「まさか、あの魔物を倒すなんてね」

誰？

金丸「え、なんで、ここにいるんだ？……紅葉」

紅葉「久しぶり、兄さん。」

栄「信二くんの妹さん？ていうか今魔物の事…」

紅葉「ああ、この魔物ね、私が召喚したの」

全員「えっ！？」

魔物を、召喚した？

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