エイス・ファンタジア

第２１話 弟子入り！ ページ24

栄サイド

玲織雫先輩は属性が私と全く一緒だった……

なのに、私は出来なくて、玲織雫先輩は出来た。私はまだまだ弱い……

沢村「……」ｼﾞｯ

私は玲織雫先輩が自分が溶かせられなかった氷を簡単に溶かしてしまったのを見て、自分が弱い事を自覚し、少し落ち込んでいた。それを栄純くんが心配そうには見ていた

金丸「なぁ、沢村。栄のやつどうしたんだ？」ｺｿｯ

沢村「……多分玲織雫先輩を見て思う事があったんだと思う。アイツ結構負けず嫌いだし」

金丸「そういうことか」

栄純くんと信二くんが話している間も私は考えていた

悔しい、もっと強くなりたい……

すると、栄純くんが話しかけてきた

沢村「栄、お前が今何考えてんのかなんとなくわかるぜ」

栄「栄純くん……」

沢村「でもさ、そんなグダグダ考えててもしょうがねえと思う。それにそんなのお前らしくねぇぜ！」

栄「ﾊｯ！そうだよね、私らしくないよね！」

沢村「おう！お前の思った通り行動すればいいんだよ。それがいつものお前だろ？ﾆｺ」

栄「うん！そうする！……栄純くんありがとう！！」

沢村「ああ！」

そうだよね、グダグダ考えてる暇があったら行動しなきゃね！よし！決めた。強くなる為には……

栄「あの！玲織雫先輩！」

玲織雫「……どうした」

栄「私を弟子にしてください！！」ｶﾞﾊﾞｯ

栄・玲織雫・沢村以外「え！？」

沢村「ﾌﾞﾊｯ！さすがだなー！」

春市「え、栄純くんなんで驚いてないの？」

沢村「ん？まぁ、なんとなく分かってたからよ」

春市「そ、そうなんだ…すごいな(小声)」

玲織雫「……」

な、何も言ってくれない。やっぱりダメだったかな

玲織雫「……いいだろう」

栄「！？いいんですか！」

玲織雫「ああ…構わない」

栄「ありがとうございます！！」

御幸「あ、いいんだ弟子入り。何も言わねぇから断んのかとおもったのに、やけにあっさり引き受けてるし(苦笑)」

倉持「俺も思った(笑)」

私が無事に弟子入りする事が決まった後、今度は明世が伝えたい事があると言って話し出した

明世「あのね、皆にはまだ伝えてなかったチーム名を伝えようと思うの！」

チーム名！どんな名前かな？

沢村「チーム名か、どんなのなんだ！！」ﾜｸﾜｸ

明世「ズバリ！"オクテット・リアン"です！」

なんか……

栄「カッコイイ」ｷﾗｷﾗ

明世「良かった、気に入ってもらえたみたいで」

他の人達も気に入った様で１年生チーム、オクテット・リアンが正式に結成されたのだ

第２２話 認めた理由と先のこと→←オリキャラ設定３

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す