エイス・ファンタジア

第１１話 魔法実技テスト２ ページ13

沢村サイド

俺の次は春っちの番だった

沢村「春っち！次だぜ。頑張れよ！」

金丸「頑張れよ、小湊」

春市「うん！頑張ってくる！」

そして、始まった春っちのテスト。春っちの魔法属性は確か自然と闇だったな

……おおー、すげぇ。闇ってあんな感じなんだな

明世「流石春市だね」

ああ、そうか。春っちは明世の幼なじみだったな

東条「明世も春市と魔法の練習とかってしてたの？」

明世「いや、あんまりしてないよ。それよりも野球やってたから」

沢村「野球やってたのか！」

明世「うん、センターやってたの」

マジか！野球やってたのか！栄もスポーツなんでも出来るから今度皆で野球やりたいな！

ちなみに栄はというと、春っちのテストを真剣に見ていた為話を聞いていなかった

東条「へぇ〜野球やってたんだ。びっくりだよ」

金丸「ああ、びっくりだ」

降谷「なら、今度一緒に野球やろうよ」

ナイス！降谷！

沢村「それいいな！皆でやろうぜ！な、栄！」

栄「え！？な、何が？」

沢村「ｼﾞﾄｰ栄、話聞いて無かっただろ？」

栄「ｷﾞｸｯあはは、春市くんのテスト見るのに夢中で……」

やっぱりな。はぁ、時々こういう事があるんだよな、栄は

その後、俺が最初から栄に説明し、ようやく納得のいった栄も、もちろんやりたいと言った

金丸「ていうか、栄も野球出来んの？」

沢村「ああ！栄はスポーツならちょっと練習しただけで大体なんでも出来るぜ」

東条「それは凄いね」

沢村「だろ！」

そうして話しているうちに春っちの番が終わり、降谷、月夜、金丸と続き、明世の番になった

明世「それじゃあ行ってくるね」

皆「行ってらっしゃい！」

明世は風と氷で素早く、そして美しく仮想魔物を倒していった

！？速ぇ、それになんか綺麗だな……

だが、驚くのは早かった。最後の１人、東条の動きにその場にいた全員が驚く事になった……

次は……東条だ！東条は確か風と雷だったな

そして、東条の番が始まるとその場にいた全員が言葉を失った。それは教師も例外では無かった

沢村「なんだ、あれは……」

東条は驚異的なスピードで仮想魔物を全滅させていのだ

その事により、教師陣も全員驚いていたのだ

栄「凄い……あんなの見たことないや」

俺も見たことない……俺はまだまだ、だな……

つい先程まで和気あいあいと喋っていたこの空間が一瞬にして静寂に包まれた瞬間だった……

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