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｢Aちゃん、明日はどこ行く？｣
そう聞くと、Aちゃんは例のノートを取り出して考え込む。
｢んー、動物園行きたいな｣
｢いいやん！楽しそう！｣
Aちゃんが急に黙り込む。
｢どうしたん？｣
｢ごめんね、和くん｣
｢んー？なにが？｣
｢いつもありがとう。心配かけてごめん｣
あぁ、丈くんが優愛ちゃんに言ったんやろな。
｢全然いいで。むしろ心配させてや。俺、彼氏なんやし｣
そう言うと、なぜか涙目になる君。
｢ありがとう…。ちゃんと言うから。こんなリスト作ったり、最近おかしいって心配かけてる理由も…。
でも…もうちょっとだけ待って欲しいねん｣
ボロボロと涙を流すAちゃんをぎゅって抱きしめる。
ほんまは聞きたいことたくさんあるし、今すぐにでもAちゃんを苦しめるものから解放させてあげたい。
やりたいことリストって書かれたそのノートには何が書かれてるのか。
Aちゃんが時々悲しそうな顔をするのはなんでか。
Aちゃんを悲しませるものがあるなら俺が全力でなんとかしてあげたい。
俺がどんなときもそばで守るから。
でも無理やり聞くのは違う気がして…
丈くんには話し合うわ！とか意気込んじゃったけど、Aちゃんから話してくれるのを待ちたいって思うねん。
｢お風呂入っといで｣
泣き止んだAちゃんをお風呂場まで連れていく。
｢どうしたん？一緒に入りたいん？｣
｢ちゃうもん！和くんの変態！｣
顔真っ赤にして脱衣所のドアを締める。
ちょっと元気になったAちゃんを見て安心する。
Aちゃんがお風呂に入ってる途中、テーブルの上で携帯が鳴った。
Aちゃんのや…
｢Aちゃん、電話鳴ってるで。あっ、切れてもた…｣
Aちゃんの携帯を手に取り、画面を見て思わず目を疑う。
｢なにこれ…｣
キラキラの衣装を身にまとった男の人の待ち受け。
それはどこからどう見ても…
｢え、、これ俺？｣
まったく身に覚えのない写真に戸惑う。
出会った時から君は俺のことを知ってた。
最初から俺のことが好きだと言ってた。
不思議に思ってたけど、Aちゃんを好きになっていく度、そんなことどうでもよくなった。
それでも…
俺はAちゃんについて知らないことが多すぎる。
Aちゃん、君はいったい俺に何を隠してるん？
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はな(プロフ) - まいこさん» 最後まで読んでくださってありがとうございます！1番好きって言ってもらえるなんて嬉しすぎます😭ありがとうございます！！ (2022年9月29日 6時) (
レス) id: d1afc27565 (このIDを非表示/違反報告)
まいこ(プロフ) - 久々にこんなにも泣く小説見ました😭😭😭本当に最後がハッピーエンドで良かったって思える作品でした！！かずくんの作品で1番大好きです😭 (2022年9月29日 0時) (レス) id: 32a659b07d (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - かつみさん» 読んでくださってありがとうございます！なかなか時間が取れず更新出来なくて申し訳ないです😭また気が向いた時に読んでくださると嬉しいです😂 (2022年8月23日 7時) (レス) id: f9eb9874b9 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - かずささん» ありがとうございます！更新止まっており申し訳ありません。時間が取れたらまた続き書きますのでよろしくお願いします🥲 (2022年8月23日 7時) (レス) id: f9eb9874b9 (このIDを非表示/違反報告)
かつみ(プロフ) - すごい、こっちの世界でやっと会えたんですね！続き気になります、楽しみです。 (2022年7月21日 16時) (レス) @page39 id: 7b9e68d6e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はな | 作成日時：2022年1月23日 22時
