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「やばいな……会いたすぎてついに幻聴聞こえてもたかも」
「和くんっ！」
今度はさっきよりも鮮明に聞こえた声。
「え？」
声の方に振り返ると、視界に飛び込んでくる君の姿。
「Aちゃん！？え、なんで！？なんでこんなとこおんの！？」
俺の戸惑いをよそに、全力で走って来て抱きつくAちゃん。
「おっと、ナイスキャッチ…じゃないねん！なぁ、びっくりするやん！」
「ごめんね和くん。待ってるって言ったけど、会いに来てもた」
会いたかったって抱きつく君をきつく抱きしめた。
「俺も会いたかった…」
まさか会いに来てくれるなんて思ってもみなかったから嬉しすぎて泣きそうになった。
夜遅いと言えど、駅にはまだ人通りもあって、すれ違う人達の注目を浴びてる。
俺たちを見て
「なんかの映画の撮影…？」
とか話してる人たちの声も聞こえてくる。
「Aちゃん、俺の泊まってるホテル行こ」
小声で君に耳打ちする。
Aちゃんもちょっと恥ずかしくなったのか
上目遣いで、こくんと頷いて笑った。
「もう寝る？」
ベッドの上でAちゃんが聞いてくる。
「俺は寝るつもりない」
「でも和くん、仕事で疲れてるやん。和くんは寝ていいで。私は起きてるから」
「次、目開けた時にAちゃんおらんかったら嫌やもん。怖くて目閉じられへん」
困ったなぁ…ってAちゃんが眉毛を下げて笑った。
「じゃあ、ずっと手繋いで寝よ？絶対離さんといて」
Aちゃんは俺の身体を心配してくれてるってことは分かるけど、この瞬間はもう二度と訪れないかもしれへん。
こうやって君の顔を目に焼き付けて
どんなことで怒って、どんなことで笑って、
どんな時に幸せと感じてるのかを
ずっと覚えてたいのに……
「和くん、おやすみ」
心地よく背中をぽんぽんと叩く君の手の温もりを感じながら
俺はゆっくりと意識を手放した。
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はな(プロフ) - まいこさん» 最後まで読んでくださってありがとうございます！1番好きって言ってもらえるなんて嬉しすぎます😭ありがとうございます！！ (2022年9月29日 6時) (
レス) id: d1afc27565 (このIDを非表示/違反報告)
まいこ(プロフ) - 久々にこんなにも泣く小説見ました😭😭😭本当に最後がハッピーエンドで良かったって思える作品でした！！かずくんの作品で1番大好きです😭 (2022年9月29日 0時) (レス) id: 32a659b07d (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - かつみさん» 読んでくださってありがとうございます！なかなか時間が取れず更新出来なくて申し訳ないです😭また気が向いた時に読んでくださると嬉しいです😂 (2022年8月23日 7時) (レス) id: f9eb9874b9 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - かずささん» ありがとうございます！更新止まっており申し訳ありません。時間が取れたらまた続き書きますのでよろしくお願いします🥲 (2022年8月23日 7時) (レス) id: f9eb9874b9 (このIDを非表示/違反報告)
かつみ(プロフ) - すごい、こっちの世界でやっと会えたんですね！続き気になります、楽しみです。 (2022年7月21日 16時) (レス) @page39 id: 7b9e68d6e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はな | 作成日時：2022年1月23日 22時
