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｢Aちゃん、元の世界に戻ったら大橋のファンやめて俺のファンにならん？｣
｢なんでやねん！俺のファン取らんといてや！｣
和くんと丈くんが言い合ってるねん。
自分のことを信じてくれる人がいるってことがこんなにも幸せだってことを感じる。
｢元の世界に戻っても向こうの私と仲良くしてな？｣
優愛がちょっと涙目になってる。
泣かんように頑張ってくれてるんやな。
｢当たり前やん！優愛はずっと私の親友やもん！一生仲良くするに決まってるやん！｣
｢なぁ、我慢してんのに泣いちゃうやん｣
って結局優愛泣いてもてん。
｢この世界に来た時、優愛がいてくれたから寂しくなかってん。信じてくれてありがとう｣
｢もうほんまに無理、、今人生で1番泣いてるかもしれへん｣
泣かんとこうって決めてたのにやっぱり私も泣いてしまって、お互いハグしながらずっと泣いてた。
優愛ともこれでお別れかと思うと悲しい。
どうか丈くんと末永く幸せでありますように。
｢なぁ丈くん、俺らもハグしとこか｣
そう言って向かいの席で無理やりハグを迫る和くんに｢いや、俺らはせんでええねん｣って押しのけながらも満更でもなさそうな丈くん。
みんなと会えなくなってもずっと幸せでいて欲しいなと願ってる。
私にとって大切な人たちだから。
｢和くん、行きたいとこがあるねん｣
窓に朝日が差し込む時間に目を覚ました私は隣で寝ている和くんを起こした。
｢……んー？どこ行きたいん？｣
まだ寝ぼけて眠そうな和くんのほっぺをむにむにして
｢和くんが前にお気に入りって言ってた場所！連れてって！｣
｢あー、あそこか。わかった！でもその前に…もうちょっとだけぎゅってしていい？｣
私の返事もお構い無しに抱き枕にされる。
｢和くん、苦しい！｣
｢えー？あかんの？｣
ボサボサの髪に目だって半分くらいしか開いてないのになんでこんなに色気あるん？
｢……あかんくない…｣
｢よっしゃ、じゃあ遠慮なく！｣
そう言って抱きついてすりすりしてくる和くんに勝ち目なんてないもん。
静かな部屋に時計の針がすすむ音が聞こえる。
陽だまりの中、和くんの寝顔を目に焼き付けた。
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はな(プロフ) - まいこさん» 最後まで読んでくださってありがとうございます！1番好きって言ってもらえるなんて嬉しすぎます😭ありがとうございます！！ (2022年9月29日 6時) (
レス) id: d1afc27565 (このIDを非表示/違反報告)
まいこ(プロフ) - 久々にこんなにも泣く小説見ました😭😭😭本当に最後がハッピーエンドで良かったって思える作品でした！！かずくんの作品で1番大好きです😭 (2022年9月29日 0時) (レス) id: 32a659b07d (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - かつみさん» 読んでくださってありがとうございます！なかなか時間が取れず更新出来なくて申し訳ないです😭また気が向いた時に読んでくださると嬉しいです😂 (2022年8月23日 7時) (レス) id: f9eb9874b9 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - かずささん» ありがとうございます！更新止まっており申し訳ありません。時間が取れたらまた続き書きますのでよろしくお願いします🥲 (2022年8月23日 7時) (レス) id: f9eb9874b9 (このIDを非表示/違反報告)
かつみ(プロフ) - すごい、こっちの世界でやっと会えたんですね！続き気になります、楽しみです。 (2022年7月21日 16時) (レス) @page39 id: 7b9e68d6e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はな | 作成日時：2022年1月23日 22時
