9 ページ9
「おーい」
でもさっきほっぺたつねったら痛かったしなあ。
夢の中でも痛いもんなん？
「ねえねえ！」
他のことで試してみる？
夢やって証明できる方法とか…
「もう！俺のこと見てや！！」
ぐいって体を引き寄せられて一気に大橋くんとの距離が近づく。
え、この至近距離はやばい！！！！
「うわあ！！近いです！！呼吸困難です！！死んじゃいます！！！」
「へ？それは困るわ！ちゃんと呼吸して！…もしかして人工呼吸して欲しいとか…」
「違います！！！！！」
あははは！冗談やのに！
っていつもの太陽のような笑顔で笑うから、
この状況はなに？って焦ってたのに
そんなことどうでもよくなるくらい見とれてしまってん。
あれからどうやって家にたどり着いたかほとんど記憶にない。
朝起きたら家のベットで寝てたんやけど…
私の部屋は昨日までと変わってる点がある。
それは…
「大橋くんのグッズが一切ないやん！！！！」
壁に貼ってあったポスター、大橋くんが載ってる雑誌、アクスタ、ちびぬい…ぜんぶぜんぶ私の部屋には存在していなかった。
「もしかして泥棒！？たまたま泥棒が大橋くんの大ファンで大橋くん関連の物だけ根こそぎ奪っていったん！？」
いやいや、そんな泥棒おる？？
でもまあ、、とりあえず会社行かないと遅刻しちゃうわ…
｢A先輩、元気ないですね？どうしたんですか？｣
｢あゆみちゃん、聞いて…家に泥棒入られたかもしれへん…｣
｢ええ！？それは警察に言わないと！金目の物盗まれたんですか？｣
｢ううん…違うねん…お財布とか通帳とか全部あるんよ。ただ大橋くんの関連の物が全部消えてて、、｣
｢大橋くん…？A先輩の彼氏さんの名前ですか？｣
｢え？大橋くんやん！いつも話してる私の推し！なにわ男子の大橋くん！｣
｢なにわ男子の大橋くん……ん〜A先輩との話なら忘れるはずないんですけどね、その話聞いてたかな…？｣
なんかやっぱりおかしくない…？
毎日お互いの推しについて話してたあゆみちゃんが大橋くんの存在知らんわけないやん。
大橋くんのグッズが消えたことといい、あゆみちゃんが大橋くん知らんことといい…
昨日の夢も……
キーンコーンカーンコーン
人事｢朝礼を始めます。本日付で関西支社に異動になりました方のご紹介をします。大橋和也さんです。｣
この状況は一体…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 360人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「なにわ男子」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はな(プロフ) - もんもんさん» ありがとうございます！そう言っていただけてすごく嬉しいです！頑張りますね！ (2022年1月14日 23時) (
レス) id: 2b2d541354 (このIDを非表示/違反報告)
もんもん(プロフ) - 今までにない設定でとても面白くて引き込まれるお話です！これからも楽しみにしています\♡︎/ (2022年1月14日 2時) (レス) @page50 id: d795766383 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はな | 作成日時：2021年8月14日 20時
