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取引先との商談が終わり、会社に戻るとAちゃんがコピー機の前に立っていた。
｢Aちゃ…｣
声をかけようとした瞬間、Aちゃんの身体がふらっとよろめいて倒れそうになる。
咄嗟に後ろから支えて、間一髪のところでAちゃんの身体を抱きとめる。
｢Aちゃん！？大丈夫！？｣
｢あっ…大橋くん、ごめん。ちょっと目眩がして…｣
そう言いながら今度はお腹を押さえて痛そうにする。
｢ごめん…もう大丈夫やから｣
そう言ってるけどめっちゃふらふらやで？
全然大丈夫ちゃうやん。
｢部長、すみません。桃山さんが体調悪いみたいなので医務室連れていきます｣
そう言って、俺はAちゃんを抱きかかえた。
Aちゃんを医務室のベッドに寝かせる。
｢お腹痛いん？｣
｢うん…｣
｢病院行こか？ついてくで｣
｢ううん。いいねん。大丈夫やねん｣
｢全然大丈夫ちゃうから。なんであんなに無理したん？俺、無理したらあかんって言ったよな？｣
ごめんなさい…って呟くAちゃんの目が少し潤んでる。
｢ごめん。言い方キツかったな…ほんまに心配やねん。Aちゃんになんかあったら俺…｣
生きてける自信ないから。
Aちゃんが痛そうにまた顔を歪める。
｢なぁ、やっぱり病院で診てもらお？｣
｢ちゃうねん…病気じゃないねん…いつものやつやねん……｣
ちょっと気まずそうな顔で目をそらす。
あぁ、そういうことか。
｢ちょっと待っててな｣
Aちゃんの頭を撫でて部屋を出た。
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はな(プロフ) - もんもんさん» ありがとうございます！そう言っていただけてすごく嬉しいです！頑張りますね！ (2022年1月14日 23時) (
レス) id: 2b2d541354 (このIDを非表示/違反報告)
もんもん(プロフ) - 今までにない設定でとても面白くて引き込まれるお話です！これからも楽しみにしています\♡︎/ (2022年1月14日 2時) (レス) @page50 id: d795766383 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はな | 作成日時：2021年8月14日 20時
