normal 262 ページ23
貴女side
今日の講習は無事に終わり
みんなと一緒に外に出る
そこにはエンデヴァーがいた
エンデヴァーは轟くんの元へ行く
彼を見る目は…前とは違ってまっすぐしてて
父親だ
そう思った
エンデヴァー「お前が誇れるような父親に…
ヒーローになろう」
頭に触れようとした父親の手を振り払う轟くん
轟「…勝手にしろよ」
どこかそんな様子も照れてるように見えて
なんだか微笑ましかった
イナサくんも無事にエンデヴァーに
応援してることを言えたし
めでたしめでたしって感じだよね、うん
エンデヴァーとふと目が合う
エンデヴァー「君は…体育祭の時の」
そうだ
謝らなければ
貴「あの時はすみませんでした
偉そうなこと言ってしまって」
エンデヴァー「…その言葉のおかげで気付けたこともある
焦凍をあの時庇ってくれてありがとう
そして、すまなかった」
貴「いえそれも自己責任なんで…」
轟「…零蘭、帰ろう」
轟くんがエンデヴァーを睨みながら呼ぶ
爆豪くんは先に帰ってしまったので
轟くんと帰る
貴「色々あったかもだけど…良いお父さん…
になろうと努力してるんだと思う」
轟「…だと良いな」
そう言う彼の目線は斜め下を向いている
いつもより穏やかな顔だ
しばらく無言で歩いてた時
轟「…俺ってつまんねぇか？」
そんなことを聞いてきた
貴「え、
あの子たちに言われたの気にしてるの？」
轟「上鳴みたいに面白い話とか…出来ねぇし
俺と話してて、零蘭は楽しいのかなって」
真顔で言うのがもう面白いんだけどなぁ
貴「私は轟くんの側に入れるだけで楽しい」
轟「…今日下の名前で呼んでくれたよな」
貴「え？あ…ヒーロー名？ごめんねあまりにも呼ばれ方がひどかったから…」
ゴチ○コはアウトでしょ…
轟「…ヒーロー名か
なんか勝手に喜んでた俺が馬鹿みてぇだ」
少ししょげる彼
そんな顔しないでよ、ごめんってば
緊張するけど…
貴「ねえ…焦凍、くんって呼んでもいい？」
轟「…焦凍でいい」
貴「やだ。だって…」
だって…
貴「みんなあなたのことショートって
呼ぶんでしょ？ヒーローになったら
だから私は焦凍くんって呼ぶ」
それを聞くなり徐々に顔が赤くなる彼
私も恥ずかしくなって赤くなる
何に嫉妬してんの私
轟「…分かった、A」
初めて
名前を呼んでもらえた
やばい、嬉しい
些細なことなのにこんなに嬉しいなんて
知らなかった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 907人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
mona(プロフ) - キャンディットさん» お久しぶりです♪ありがとうございます！アニメ勢なんですね（ ; ; ）ネタバレ要素がこの回まで満載で申し訳ないです（ ; ; ）楽しんで頂ける作品になっていることを祈っています！ (2018年10月9日 22時) (
レス) id: 0a2dd25f28 (このIDを非表示/違反報告)
キャンディット(プロフ) - 続編おめでとうございます！って言っても、もう結構進んでますけどね笑 私アニメ勢で、ここから先の展開が分からず、自分的にネタバレになってしまうんです。それで最近は見るのを拒んで…。でも、見ます！笑 今から全部！決断しました！笑 最新まで追いかけまーす！ (2018年10月9日 21時) (レス) id: 8583ad440a (このIDを非表示/違反報告)
mona(プロフ) - KANOさん» え！うれしいです…（ ; ; ）ありがとうございます！！！！ (2018年9月26日 20時) (レス) id: 0a2dd25f28 (このIDを非表示/違反報告)
KANO - いや、もうホントなんなんだよ！最高じゃねーか！ (2018年9月26日 12時) (レス) id: bf0bad2897 (このIDを非表示/違反報告)
mona(プロフ) - mayumiさん» コメントありがとうございます！さぁ…最終章に入りかけです（ ; ; ）楽しみにして頂けたらなと思います！ (2018年9月16日 23時) (レス) id: 0a2dd25f28 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：mona
| 作成日時：2018年9月10日 13時
