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貴女side
向かった先は…保健室。
その時、後ろから呼び止められた
オールマイト「待ちたまえ、零蘭くん」
そう、オールマイトだった
貴「今日は…ありがとうございました」
オールマイト「いや、良いのだよ
それよりどこに…」
貴「緑谷くんの…様子を見に」
オールマイト「おや、私もだよ
…君は優しいんだな」
貴「…いえ、そんな事はありませんよ」
オールマイト「いいや君には…
優しさゆえか、迷いが見える
今日の訓練を見て思ったんだが、違うかな？」
貴「迷い…？」
オールマイトは授業とは違って
諭すような口ぶりだ
オールマイト「…君のことは知っていたよ
君の育った組織の連中には…
狙われてばかりでね
いつか幼い少女の君を相手にするかもしれないと思うたびに、気が沈んでいたよ
だから…こういう形で、君と出会えて
本当に良かった」
そう、思ってくれてたんだ
全く知らなかった____
オールマイトは続ける。
オールマイト「君は…その個性のことを
どう思っているんだい？」
突然の質問だった。
ヒーローになるためには
向き合わなければいけない力だと分かってる
それでも__
貴「…怖いんです
この個性は…簡単に人を殺す力を持っています
12歳の私でも理解できたほどに
そして…
私がこの力を人を助けるために使えるか
自信がなくて…それで…
今日は轟くんに全部…頼ってしまいました」
オールマイトは笑った。
オールマイト「君は…ヒーローになれる
現に君は、その個性を使って
緑谷少年の怪我を治す手伝いをするために
保健室に向かっている、違うのかい？」
貴「…治せるかどうかはわかりませんが」
オールマイト「なら大丈夫だ、自信を持て！
この私が保証するさ
君はきっと、素晴らしいヒーローになれる
その優しさがあるんだから…」
彼は私の頭を撫でてくれた
少しだけ…迷いが消えた、そんな気がした
オールマイト「さぁ、彼の元へいこう！」
貴「はい…！」
貴「…ところで、まだ授業中だったのでは？
私抜けてきたんですけど…
もう解散させたんですか？」
オールマイト「…あ
君を見かけてつい追いかけてしまった！
戻らなければァァァァ！！！！！！」
余りのテンパって彼は私の抜けてきたことを
注意しそびれている
1人で保健室の前にたどり着いた時
爆豪くんの声が、中から聞こえた
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きゃんぱすのーと - ずっと前からこの作品を見させていただいてました！ここまで感動する作品は初めてでした！また読ませていただきます！！ (2021年3月18日 13時) (
レス) id: 4f7bd18b95 (このIDを非表示/違反報告)
Mona(プロフ) - めい♪さん» ありがとうございます（ ; ; ）たったいま公開しました。今後ともよろしくお願いします！ (2021年1月12日 2時) (レス) id: bb0d022ee1 (このIDを非表示/違反報告)
めい♪ - 全部読みました。本当にお疲れ様でした(T . T)明日が待ち遠しいです。ありがとうございます！これからも応援し続けます！！ (2021年1月11日 21時) (レス) id: 53671536c8 (このIDを非表示/違反報告)
Mona(プロフ) - 涼禰さん» ありがとうございます。再公開する事にしました。経緯と思いもご説明いたしますので読んで頂けると幸いです。暫くお待ち下さい。本当に皆様のコメントに支えられています。ありがとうございます（ ; ; ） (2021年1月11日 18時) (レス) id: bb0d022ee1 (このIDを非表示/違反報告)
Mona(プロフ) - マリイさん» 個別にご返信させて頂きました。本当にありがとうございます（ ; ; ） (2021年1月11日 17時) (レス) id: bb0d022ee1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mona
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=academia1st
作成日時：2018年8月14日 21時
