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彼は倒れる私を見下ろして言った
K「久しぶりだな零蘭A」
彼は私をまるで知っているかのような口ぶりだった
貴「…誰」
K「K。別に覚えなくてもいいぜ
俺はお前に忘れ物を届けに来ただけだ」
貴「何のこと…」
K「いやーすまねーな、
生まれる時にお前に個性渡すの忘れてた。
はいっ」
そうやって私の背中を勢いよく叩いた
普通に痛かった
貴「要らない！！」
K「いやこれが俺の役目だから
お前の都合とか興味ねーよガキが
これはウィルって個性
お前の強い意志次第で、
あらゆる便利なことができる
まあ俗にいうチートって奴だ」
貴「要らないっ…個性なんて…
私は…普通に生きたいだけだ」
泣き出した私に彼は言う
K「…ったく
知らねーよ、お前がどうなろうが
関係ないっての
偽物の戸籍作っといてやるから
普通に生きたけりゃ生きろ
自分の好きなようにすりゃいいだろ」
貴「そんなこと…できるわけ…」
K「…個性使えば何だってできるさ
お前を縛る存在を消すことも
そしてそこにある金がありゃ
お前1人くらい
一生遊んでも生きていけるだろうよ」
そう言って彼は消えた
その後に私が個性を使ったのは
ジャック達の組織もろとも潰した時
ただ一回だけだ
Kの言うとおり、
今は偽の戸籍で1人で日本に住み
ごく普通の『無個性』の女の子として
私は生活している。
あぁ、長い回想みたいな思い出話だ
左の二の腕には相変わらず印が刻まれている
分かる人にはわかる、殺し屋のマークだ
ただ、もう世界でこのマークを持っているのは
私1人しか残っていない。
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きゃんぱすのーと - ずっと前からこの作品を見させていただいてました！ここまで感動する作品は初めてでした！また読ませていただきます！！ (2021年3月18日 13時) (
レス) id: 4f7bd18b95 (このIDを非表示/違反報告)
Mona(プロフ) - めい♪さん» ありがとうございます（ ; ; ）たったいま公開しました。今後ともよろしくお願いします！ (2021年1月12日 2時) (レス) id: bb0d022ee1 (このIDを非表示/違反報告)
めい♪ - 全部読みました。本当にお疲れ様でした(T . T)明日が待ち遠しいです。ありがとうございます！これからも応援し続けます！！ (2021年1月11日 21時) (レス) id: 53671536c8 (このIDを非表示/違反報告)
Mona(プロフ) - 涼禰さん» ありがとうございます。再公開する事にしました。経緯と思いもご説明いたしますので読んで頂けると幸いです。暫くお待ち下さい。本当に皆様のコメントに支えられています。ありがとうございます（ ; ; ） (2021年1月11日 18時) (レス) id: bb0d022ee1 (このIDを非表示/違反報告)
Mona(プロフ) - マリイさん» 個別にご返信させて頂きました。本当にありがとうございます（ ; ; ） (2021年1月11日 17時) (レス) id: bb0d022ee1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mona
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=academia1st
作成日時：2018年8月14日 21時
