8 ゴキッて音がした ページ9
ホークスside
荼毘と話している時
本当にかすかに足音が聞こえた
ヒールの音…。女の人、だろうな。
ここまで気配を消すのが上手い一般人なんて
居るわけない。
俺は極秘任務で
二重スパイとしてヴィラン側に潜入している。
もう一度言うけど、『極秘任務』。
知ってるのはほんの数人。
ヒーローも市民も誰も知らない。
バレてしまえばとんでもなく厄介なことになる
だから絶対に…バレてはいけない。
ハイエンドが来た時…
ボロボロになったエンデヴァーさんを見て
吐きそうになるほど罪悪感に襲われた。
今日もそうだ。ケガ人まで出してしまった。
そんな中で、この人にバレてしまった。
いかにも仕事ができそうな美人さん。
彼女の目は、俺を鋭く捉えていた。
ホークス「今の話…聞いてた？」
そう聞くと、『最低』という言葉と一緒に
どぎつい拳が返ってきた。
うん。痛いな普通に。
ゴキッて音したし普通にグーパンだし
女の人ってこんなに力あるもんだっけ？
今日のヴィランとの応戦で出来た頭の傷まで
広がった気がする。
割と立ってるのもやっとって感じなんだけど。
俺も荼毘にまたハメられたわけだし。
ホークス「お姉さん。俺の話聞いてくれる？」
貴「警察に言います。脅しには乗りません」
背中を向けて歩いていく彼女。
このままじゃマズイと頭より先に体が察知して
貴「！？」
気がつけば彼女を抱えて飛び上がっていた。
貴「ちょっと…離して！一体何のつもり！？」
ホークス「俺にもさっぱり。
とりあえず警察に言うのは待ってくれない？
俺も状況を整理したいから」
どうすればいいかな。
こんな一般人に任務の事を言うなんて無理だ。
だからって他の理由が思い浮かばない。
警察にバレたらマスコミにも広がる。
それだけは避けなきゃいけない。
飛びながら考えるか。
とりあえず…自分の事務所に向かおう。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1567人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
すぐる - シンデレラみたいで面白い!!!! (2023年1月10日 22時) (
レス) @page18 id: a8ac25d13a (このIDを非表示/違反報告)
れんちゃん(プロフ) - 応援しています！！更新頑張ってください (2022年1月19日 18時) (レス) @page2 id: c326ad8a0b (このIDを非表示/違反報告)
Mona(プロフ) - Hinaさん» ありがとうございます…！これからもよろしくお願いします！ (2020年3月30日 1時) (レス) id: bb0d022ee1 (このIDを非表示/違反報告)
Mona(プロフ) - 礼さん» ご指摘ありがとうございます、今後意識させていただきます(^^) (2020年3月30日 1時) (レス) id: bb0d022ee1 (このIDを非表示/違反報告)
礼 - 絵文字使わない方が読みやすいです (2020年3月30日 0時) (レス) id: afb314ca7e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：mona
x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=academia1st
作成日時：2019年1月7日 0時
