Final break ページ32
貴女side
Kはいつか言っていた
生命は繰り返される、と
死んだらまた次の天命があって
俺らは前世の記憶を失い続けているだけだ、と
名前を聞く前から
もう分かっていた
彼に…そっくりだったから
零凍「じゃあお前…同じクラスだな」
神野「あ、マジ？コスチュームだから
ヒーロー科だとは思ってた。よろしくな〜」
ヘラっとした顔も、全部同じ
勝利「美蘭に何もしてねぇだろうな」
美蘭「してないよ…？」
神野「美蘭ちゃんって言うんだ、よろしく
…にしても、ここにかつてのビッグ4が
揃っているなんて」
爆豪「お前知ってんのか
アテナの時代なんてお前生まれてねーだろ」
私を指差す爆豪くん
神野「ヒーロー日本史に載ってるんですよ
俺超勉強しましたからね」
轟「そうなのか。
にしてもこの時期に転入？珍しいな」
私も…たしか
この時期に転入したっけな、懐かしい
神野「なんか雄英の推薦受けたんですけど
最近になって通知ミスで不合格なってたことが発覚したらしいんですよね、ハハ
まぁよかった、無事入れたし」
推薦合格…か
緑谷「ちなみに個性は？」
ん、あぁと
彼は零凍の腕の傷に触れる
すると…すぐに傷が塞がったのだ
神野「あとは…氷出したりバリア張ったり
炎とか風とか電気とかも出せますね
都合いいでしょ、俺の個性
多分かつての貴女と…同じですよね零蘭先生」
ニッと笑ってみせた神野くん
爆豪「お前零蘭の息子じゃねえのか(笑)」
貴「いや違うから」
この子を見てて思った
彼はきっと…託された子なんだ
生きてきた境遇なんてわからない
それでも
未来を託された子に変わりはない
神野「まぁ個性にも恵まれたんだし
俺はNo.1になって『平和の象徴』になります」
零凍「俺も負けねぇから
…あと、怪我ありがとな」
神野「おー、よろしく」
勝利「美蘭に手出したら殺すぞ」
神野「お前さっきからそれしか言わねーな笑」
私がいなくなれば
社会が壊れてしまうなんて悩んでた16年前の
私に言ってあげたい
大丈夫
私が前に立たなくたって
『普通』の教師になったって
きっと、私の後を継ぐものが現れる
きっと…
貴「あんた達なら大丈夫
私たちを超える立派なヒーローになれる」
社会の平和は訪れる
私は、そう信じている。
fin
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kamakura(プロフ) - 感動ストーリーの域じゃないっすよ？！←褒めてます。めちゃくちゃ泣きましたもん。やっばかったです……ありがとうございます！！ (2022年7月28日 17時) (
レス) @page34 id: c5075f2fef (このIDを非表示/違反報告)
白霧 - 普通の女の子になりたかった。の方から続けてまとめて読ませていただいたのですがもうほんとすごくて……。Kのところめちゃくちゃ泣きました。 (2021年10月6日 17時) (レス) @page34 id: e728b470e2 (このIDを非表示/違反報告)
星雲1234 - タオル一枚、無駄にまりました。・・・・・ (2020年5月29日 10時) (レス) id: 419f5d1b3e (このIDを非表示/違反報告)
星雲1234 - まじで、泣いた。目が崩壊するほど、泣きました (2020年5月29日 10時) (レス) id: 419f5d1b3e (このIDを非表示/違反報告)
Mona(プロフ) - 愁さん» 最後までご愛読ありがとうございました！よろしければ他の作品も見てあげて下さい(^○^) (2020年1月12日 21時) (レス) id: bb0d022ee1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mona
x他1人 | 作成日時：2018年10月20日 19時
