memory 21 ページ22
爆豪side
バァァァァン！！
爆豪「…」
貴「ヒッ…！」
真横には涙目でガタガタ震えるA
必死で口を手で抑えてる
目の前にはピエロの顔
全くと言っていいほど怖くねぇ…
爆豪「…作り物だろうが、何怖がっとんだ」
貴「何でそんな平気なの…」
涙目になりながらも
ポップコーン食ってんじゃねぇか
その姿に笑っちまう
爆豪「…隣に俺がいんだろうが
怖ぇなら捕まっとけ、ホラ」
腕を前に差し出すと、
手首の上あたりにそっと細い指が触れる
貴「ありがとう…
でもなるべく頼らないように…キャアっ！」
俺の肩に顔を埋めるA
爆豪「頼らないようにすんじゃねえのか？」
からかってみると
キッと涙目で並んでくる
貴「頼らせてもらいます！！！」
変な奴。
・
・
・
爆豪「まだ泣いとんかお前は」
貴「怖すぎた…もう見ないよ…」
ハンカチで目を抑えるA
その後適当に飯食って
サラッと店を見て回った
貴「勝己くん、黒が好きなんでしょ？
ノートに書いてた！」
爆豪「…そーだな」
貴「だよね？
だからこのTシャツをプレゼントします！」
パッと出したのは
俺の好きなブランドロゴの入った黒Tシャツ
爆豪「お前いつのまに…」
貴「ふふ、こっそり買ってたんだよ！
映画代とかも出してもらったし…
コレ一枚じゃチャラにならないかもだけど
お礼として受け取って？」
…気ィ使わせちまったな
爆豪「…ありがとな、着るわコレ」
貴「うん、ぜひ！！」
そうして俺らは帰りの電車に乗った
次は俺の最寄りで、彼女は３つ先だ
貴「今日、無理やり付き合ってもらってごめん
楽しかった…ありがとうね」
爆豪「…別に気にすんな」
貴「今日のことも…忘れちゃうのかな
忘れたくないなぁ…」
悲しそうに窓を見つめるA
爆豪「また…いつでも付き合ってやる
だからそんな顔すんな」
そうやって頭に触れてやると
またニコニコした顔に戻る
ほんと可愛いなコイツ
明日が終業式なのが億劫に感じる
最後の最後までコイツを見ていたくて
アイツを乗せた電車が行っちまうまで
俺はずっとホームに立っていた
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Mona(プロフ) - りんさん» 返信が遅くなってしまい、大変申し訳ありません！！本当に読んでいただけて嬉しいです、他にも2作品更新しておりますのでよろしければまたぜひ読んで頂けると嬉しいです！ (2019年10月4日 23時) (
レス) id: bb0d022ee1 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - とても感動しました！！こんな素晴らしい神作品を作っていただきありがとうございます！！！！ (2019年4月7日 10時) (レス) id: a8dea294c9 (このIDを非表示/違反報告)
mona(プロフ) - そらうさん» ええ嬉しいです！そんな小説家なんてとんでもない(^_^;)他の作品も是非読んでいただけると嬉しいです(^^) (2019年4月5日 23時) (レス) id: 0a2dd25f28 (このIDを非表示/違反報告)
そらう - …ファンになってもいいですか？ストーリーがとても上手に繋がっていて、内容も感動で……将来は小説家さんか何かですかね！？こんな素晴らしい作品を見逃していたなんて……｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡ (2019年4月4日 22時) (レス) id: 66c4d0e85a (このIDを非表示/違反報告)
mona(プロフ) - 低反発まくらさん» ありがとうございます！他の2作品もよろしくお願いします(^^) (2018年11月11日 13時) (レス) id: 0a2dd25f28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mona
x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=academia1st
作成日時：2018年10月12日 23時
