memory 26 ページ27
爆豪side
回復ババアの名前と雄英の生徒証を見せれば
すぐにアイツの病室へ通してもらえた
入るとそこには
Aの父親と母親らしき2人がいた
顔を上げた母親は泣いてたのか目が腫れている
無理もねぇ、娘がこんな目に遭ったんだ
ピッピッ…と無機質な音が絶え間なく流れる
父「失礼だが君は…」
爆豪「陽向の……友達の爆豪です」
母「爆豪…？
あなたが…爆豪くんなのね？」
なんで俺のことを知ってんだ
母「あの子…
最近いつもノートを持ち歩いてて
『何？』って聞いても教えてくれなくて…
でもそのノートに貴方の名前があったから…」
ポロポロ泣いてる母親
爆豪「これ、そのノートじゃねえけど…」
真っ黒になった『1-Aノート』を渡した
父「わざわざ…届けに来てくれたのかい？
悪いね、こんな娘と…仲良くしてくれて
本当にありがとう」
軽く父親に会釈してから彼女の方を見る
顔に火傷はしてねぇみたいだが…
母「…2週間後くらいには意識戻るみたい
ただ…記憶障害にも影響が出るかも知れなくて
貴方のことを覚えているかも…分からない」
爆豪「…慣れてっから平気です
それにきっと…俺のことを思い出してくれます
俺が思い出させます、絶対に」
そうじゃねえと
テメェが命張ってまで守ろうとしたノートが
本当に無駄になっちまうだろうが
これは後から聞いた話だが
Aは嫌がらせを頻繁にされていて
アイツを呼び出した2人もグループだった
それなのに…アイツは
爆発すると気づいた瞬間
燃やされているノートよりも
真っ先に2人を助けたという
どこまでも…アホだわ、アイツは
テメェの両親がここに居なかったら
俺は怒鳴り散らしてんぞ
でもそれよりもまず
爆豪「早よ…目覚めろや
本当に俺のこと忘れちまうだろうが…」
俺はまたアイツの笑顔が見たい
その笑顔を守れる奴になりたい
…だから、負けねぇ
俺は誰よりも…強くなってやる
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 647人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Mona(プロフ) - りんさん» 返信が遅くなってしまい、大変申し訳ありません！！本当に読んでいただけて嬉しいです、他にも2作品更新しておりますのでよろしければまたぜひ読んで頂けると嬉しいです！ (2019年10月4日 23時) (
レス) id: bb0d022ee1 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - とても感動しました！！こんな素晴らしい神作品を作っていただきありがとうございます！！！！ (2019年4月7日 10時) (レス) id: a8dea294c9 (このIDを非表示/違反報告)
mona(プロフ) - そらうさん» ええ嬉しいです！そんな小説家なんてとんでもない(^_^;)他の作品も是非読んでいただけると嬉しいです(^^) (2019年4月5日 23時) (レス) id: 0a2dd25f28 (このIDを非表示/違反報告)
そらう - …ファンになってもいいですか？ストーリーがとても上手に繋がっていて、内容も感動で……将来は小説家さんか何かですかね！？こんな素晴らしい作品を見逃していたなんて……｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡ (2019年4月4日 22時) (レス) id: 66c4d0e85a (このIDを非表示/違反報告)
mona(プロフ) - 低反発まくらさん» ありがとうございます！他の2作品もよろしくお願いします(^^) (2018年11月11日 13時) (レス) id: 0a2dd25f28 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：mona
x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=academia1st
作成日時：2018年10月12日 23時
