第３４話 基地兼飛行船 ページ35
明世サイド
私達はコックピットにやって来た。
明世「ナゴミ。出発準備」
ナゴミ『はい！』
金丸「どこに行くんだ？」
明世「東京のブリキッドはだいぶ、人間に戻せたし、神奈川にいこうかと。」
春市「でも、電車も動いてないんだよ？」
明世「そこで、この基地の秘密の出番よ」
東条「どういうこと？」
すると
ナゴミ『皆さん、手摺に捕まってください』
私達は手摺に捕まる
ナゴミ『目的地、神奈川・横浜。飛行船・フリューゲル、発進！！』
すると、基地が上空にのぼっていく。
倉持「ヒャハハ！そういうことか！」
御幸「この基地、飛行船だったのか！」
明世「そういうことです！これは聖夜兄さんの設計図をもとにつくりました。お母さんも連れていかれる前に手伝ってくれました。」
白州「若葉さんと聖夜さんの思いも、この飛行船やナゴミに詰まってるってことか」
前園「俺達も無駄にはできんの」
飛行船・フリューゲルは上空にのぼりきり、ゆっくりと神奈川・横浜へむかって、進む。
沢村「おー！スゲー！ホントに飛んでるー！」
咲夜「これ、何で飛んでるの…？」
明世「お母さんが開発してくれた、太陽光をエンジンにかえる、太陽エンジンさ。太陽の光を浴びてる限り、この飛行船・フリューゲルは飛び続ける」
川上「なら、雨や曇りの日は進めないってことだね」
明世「そういうことです」
東条「つまり、これ、基地兼飛行船だったんだね！」
明世「うん。お母さんと聖夜兄さんは私達にこの日本の命運を託してくれた。無駄にはできない。私は特に…」
私は誓おう
最後まで、皆と戦い、月夜を止めると！
ナゴミ『目的地、到着します』
私達は再び、手摺に捕まり、飛行船・フリューゲルは神奈川・横浜の山下公園前の人目のつかないところに着陸した。
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