第２１話 生かされた命 ページ22
御幸サイド
ブリキッド「いたぞぉー！！ガキが3人だぁー！！」
ブリキッド「囲め囲めー！！」
くっ！！こんな所で足止めなんて喰らいたくないのに！
あー、皆さんどうも！なんて言ってる余裕全くないけど御幸一也です！！
御幸「見つかんの早いなっ！！」
白州「これでも結構撒いたと思うのだがなっ！！」
川上「見つかったら意味無いけどね！」
俺は現在、白州とノリと機械人間から逃げてます。
本当はここにゾノもいた。
だけど....
(回想)
昨日の事だった。
俺達は機械人間に見つかって案の定追っかけ回されていた。
でも、その途中で....
前園「お前ら、俺が囮になるさかい逃げ」
突然ゾノがそんなことを言い出した。
御幸「ばっ、そんなこと出来るわけ！」
流石の俺もその発言に瞠目せざるをえなかった。
前園「俺なら大丈夫や！逃げれる策もある！」
白州「だが！」
前園「ええから行け！！」
川上「でも、それじゃゾノは？！」
話していたら
ブリキッド「いたぞー！！」
機械人間に見つかってしまった。
前園「早う行け！！走れ！」
御幸・川上・白州「っ！！」
結局俺らは言われるがままそこにゾノを置いて逃げる他なかった。
(回想終了)
ってことがあった。
だからこそ、簡単に今捕まる訳には行かないのに！
あいつが生かしてくれた命を、無駄になんかしたくない！
こんな柄でもないこと、こんな状況じゃなきゃ思わない。
だけど、だけどそれしか囮になってくれたゾノに返せるものなんてねぇだろ！
すると、その時
？「君達、生身の人間だね？」
御幸「あんたは…？」
？「俺は岩下聖夜。４年前、父に機械人間の実験台にされて、亡くなった…といえばいいかな？」
白州「ということは、俺達が見てるのは、思念体ってことですか？」
聖夜「ああ。さ、こっちだ」
俺達は聖夜さんに案内され、安全な森の中へ。
聖夜「ここは、生命の森。機械人間達が入れない領域さ。」
川上「綺麗なところ、ですね」
しかも、生命の輝きに溢れていた
聖夜「しばらくは、ここにいるといい。俺と母さんが君達を守ってやる。今、高校１年の妹が助けに来るまで。」
そう言って、聖夜さんは消えた。
とりあえずは、ここでやり過ごすことにした
それより、高校１年の妹って…
一体、どんな子なんだろうな…
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