第２話 荒廃した世界 ページ3
東条サイド
東条「ふぅ....」
どうも。俺は東条秀明。青道高校野球部1年、なんだけど....
東条「こんな荒廃した世界じゃ....」
実はね。ここ数ヶ月の間に日本国内で機械人間が急激に繁殖して、生身の人間の比率が下がり始めるなんて大事件が起きてさ。
世界を揺るがす大事件が起こって以来、この日本は荒廃を辿ってる。
建物なんて、半壊してるものとかも増えてきてる。
人通りも少ないし。
見つかったら機械人間にされてしまうから。
でも、それでも生き抜いていかなきゃ行けない国へと、完全に様変わりしてる。
東条「完全にハグれたし...(--;)」
しかも最悪なことに。俺は青道高校野球部のメンバーと運悪くハグれた。
ほんっとついてないなぁって思う。
とりあえず、見つからないのを大前提に隠れながら食料確保とか色々しないとなんだよね。
東条「ふぅ。よし、まだ見つかってない」
次の瞬間...
ブリキッド「いた、見つけた！生身の、人間っ！！」
東条「っ？！」
最悪のタイミングで機械人間達に見つかった。
ブリキッド「捕まえる！」
東条「(捕まってたまるかっ！！)」
無論俺はそこから全力疾走。
東条「はぁっ、はぁっ...！遠くまで逃げないとっ！！」
こんな所で捕まって機械人間になるとか冗談じゃない。
誰かの言いなりの人形になんか絶対なりたくないし。
それに、俺は、俺達はまだ甲子園の夢を諦めてない！
絶対捕まってなんかやらない！
そう思って、全力で街を駆け抜けるけど...
東条「っ！！体が....っ！！」
体力にもそりゃ限界ってものもあるわけで。
ブリキッド「追い詰めた！」
東条「っ！！」
もう、どうにもならないのかな。
そんな恐怖で、思わず目を瞑った時だった...
ブリキッド「いただき、ぎゃぁあっ！！」(ｶﾞｼｬﾝｯ)
東条「え？」
機械人間がひしゃげるような音がして、目を開ければ
？「良かった。間に合ったね」
金色のロングストレートの綺麗な髪を靡かせた、サファイアブルーの瞳の女の子がオレンジ色の温かな光を纏って目の前に立っていた。
君は、一体.....？？
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