第15話 少女の正体 ページ16
春市サイド
初戦闘疲れた...まぁ、慣れない力を使ったのもあるかもだけどね。
?「君達2人は、午前中の...」
春市「覚えててくれたんだ」
降谷「助けてくれてありがとう」
?「礼を言われる程じゃない。こちらこそ助かった。ありがとう」
そういって女の子は軽く頭を下げてきた。
沢村「春っちと降谷、知ってるのか?」
金丸「さっき助けてくれたって言ってただろ(--;)」
相変わらずだなぁ、栄純君(苦笑)
東条「君は一体....」
?「聞くなら、そっちから名乗るのが筋だと思うけど」
明らかにこちらの事は警戒されてるみたい。
明世「ごめんなさい。私は青道高校1年の岩下明世よ」
東条「同じく東条秀明だよ」
金丸「金丸信二だ」
沢村「俺は沢村栄純!!」
降谷「………降谷暁」
春市「僕は小湊春市」
僕らが自己紹介すると、彼女も警戒心を解いてくれたのか
?「稲城実業高校1年。涼宮咲夜」
と自己紹介が。というか
全「稲実?!」
稲実の子だったことに驚きを隠せない。
東条「あの、どうして、ローブを?」
咲夜「そっちがさっきのこと話してくれなきゃ話す気にはならない」
本当に警戒心が強いのか、絶対に自分から簡単には情報をくれなさそうだった。
明世「実はね...」
明世が、咲夜にことの次第と僕らの事を全て話した。
咲夜「親が、ね...まぁ、私でよければ手伝う」
明世「え?」
咲夜「私は昔の事故で家族いないし、そもそも疎まれがちだからどこにでもいれるわけじゃない。ローブ来てる理由もこれだし」
咲夜がローブを脱ぐと、そこには...
全「え?!」
咲夜「左腕と右足がこうだから」
左腕と、右足が義手義足になっていた。
咲夜「こんなご時世だから。私も機械人間の仲間じゃないのかって思われがち。だから、こうして人と距離はとってた」
全「!!」
それで、ローブを羽織ってたんだ...怖がらせないように。
咲夜「それと....こんなのもあるし」
全「え?!」
明世「!!そ、その痣...どうして?!」
咲夜の右手首には、見たことも無い獣の痣が。
狼の顔に、鳥の翼と、獣の尾を持ってる獣の銀色の痣だった。
咲夜「私も文献で調べるまで何かは分からなかったけど。空想上の王獣と呼ばれる獣の痣だって」
明世・東条「王獣....」
沢村「かっけぇ!!」
咲夜「で?私は手伝う気満々なんだけど、どうするの?」
明世「...よろしくね、咲夜」
咲夜「そう来なきゃ(ニッ)」
そう笑った咲夜は、年相応の女の子の顔をしていた。
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