第11話 芽生える恋の芽 ページ12
東条サイド
俺と明世は昨日と同じように、力を持ってる人を探しつつ、ハグれてしまったメンバーを捜索している。
すると、明世の首からペンダントが下げられていた。
東条「ねぇ、明世。そのペンダント…」
明世「あ、これ…母さんの形見なの…」
明世が首から下げていたのは、ペリドットの翼のペンダントだった。
綺麗だなぁ…
東条「ん?待てよ?形見って、まさか…」
明世「うん。母さんは…父にどこかに連れていかれたまま、亡くなったらしいの…」
!?お父さんに連れていかれたまま…!?
まさか…!?
東条「明世…君のお母さん…」
明世「私だって、この事実は受け止めたくないよ!母さんが、あのくそな父に機械人間の実験台にされて、亡くなったって!(泣)」
!!やっぱり……
明世「私は許せなかった!私を産んでくれた人を平気で道具のように扱って、失敗した挙げ句、捨てたアイツを!!!(泣)」
サファイアブルーの瞳から涙が溢れていた…
俺は、これ以上、明世が泣いてるのを見ていられなくて、優しく抱き締めた
明世「!!秀明…?(泣)」
東条「つらかったね…」(ギュウ)
もう明世に…一人で辛い思いはさせない!!
東条「明世はもう一人じゃないよ。そばには、信二が…沢村が…そして、俺がいる」
明世「!!秀明…(泣)」
東条「明世の悲しみ、苦しみ、辛さ…俺が…俺達が全部、受け止めるから」(ギュウ)
すると、明世は俺の胸で泣き続けた
今まで、一人で我慢してたんだね…
…こんなこと、するなんて、柄じゃないな、俺
でも、これで、気付けた…
俺、明世のこと、好きなんだ……
10分後、明世は泣き止んだ
東条「落ち着いた?」
明世「うん…ありがと…」
その時、痣が反応した
明世「!!近くにいるみたい!」
東条「いこう!」
現場に向かうと…
ブリキッドに囲まれていた、春市と降谷を見つけた。
待ってて!助けるから!!
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