エスポワール・エレメンツ ~３~

Episode１０４ 波乱の夏の西東京予選 ページ9

金丸サイド

あれから月日は経ち、７月

夏の甲子園の出場をかけた、西東京予選が始まった

甲子園に行けるのは勝ち抜いた一校のみ

３年生にとっては、最後の公式戦だ

沢村、降谷、小湊は１年生ながら、ベンチ入りし、試合でも活躍した

そんな中、西東京三大王者の一角、市大三高がベスト１６で姿を消した

そして、俺達青道の準々決勝の相手はその市大三高を破った薬師高校となった

金丸「……波乱が起きちまったな。今回の予選」

東条「うん。俺も市大三高が勝ち上がると思ってたから」

それにしても

金丸「準々決勝まで試合中にデゼスプワールは現れなかった。」

東条「……嫌な予感するね」

金丸「……エスポワールアームズもあとは俺と沢村のみか」

なんとか、覚醒させねぇとな

そして、準々決勝当日

試合は青道がなんとか勝てて、準決勝へ駒を進めた

沢村もホームランは打たれたが、そのあとは抑えて、ノリ先輩、そして、復帰した丹波さんに託し、そのまま試合は終わった

このまま、何もなければ……と思っていたその時

(ﾋﾟｼｬｧｧｧｧｧﾝ)

上空に黒い雷鳴が鳴り響いた

金丸「！！」

東条「信二、こっそり抜け出そう(ｺｿｯ)」

金丸「おう(ｺｿｯ)」

俺と東条はこっそり抜け出し、紅葉と妖夢と合流した

金丸「紅葉、妖夢」

紅葉「分かってるよ。グロームが来るんだよね」

妖夢「明世とナディにはLINEしておいたよ」

東条「ありがとう、妖夢」

紅葉「栄純、春市、暁は大丈夫かな？」

金丸「とにかく、変身しておこう」

俺、東条、紅葉、妖夢は変身し、グラウンドへむかうことにした

待ってろ！沢村！降谷！小湊！

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