エスポワール・エレメンツ ~３~

Episode１００ 夏合宿前の買い出し ページ5

紅葉サイド

翌日、私は夏合宿前の買い出しに出ていた

と言っても、１人じゃないんだよね

紅葉「ありがとう、暁。付き合ってくれて」

降谷「……彼女の手助けは当たり前」

そう。彼氏だから手伝わせてって暁が言ってくれたの

というわけで、暁と買い出しに来てるんだ！

紅葉「テーピングとスポドリの粉末は買えたから……あとは、小休止用のおにぎり作るのにお米買わないと」

降谷「……お米は僕が持つから」

紅葉「ありがとう」

そういえば

紅葉「暁……だいぶ、馴染めてきたよね。先輩達と」

降谷「……沢村や春市君、金丸君、東条君、明世、ナディ、妖夢のおかげでもあるけど、一番はやっぱり、紅葉のおかげかな」

紅葉「！！暁ったら////」

そう。入学したての頃は暁はひとりぼっちだった

でも、そんな暁をほっとけなくて、私から声をかけたんだよね

今はそれが暁を変えるきっかけになった

だから、私は決めた

これからも暁のそばに寄り添い続けると

そのためにも野球部のマネージャーとして

暁の恋人として支え続けないとね

そんなこんなでお米を買い、私と暁は学校へ戻る

その時、どこからか、冷たい空気が流れ込んだ

紅葉「！！夏なのに……」

降谷「……多分、リオートの仕業」

次の瞬間

リオート「よく分かったな」

リオートがデスペアを引き連れて現れた

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