エスポワール・エレメンツ ~３~

Episode１３１ 強化されし絶望の怪物 ページ38

ヘリオスサイド

くそ……昨日はやられたな

しかも、太陽のエスポワールと月のエスポワールが日本に来てしまっていたとはな

ヘリオス「どうしてやろうか……」

その時

グローム「ヘリオス様。デスペアの強化が完了しました」

汗だくのグロームが研究室から出てきた

ヘリオス「！！ご苦労様だったね。」

グローム「フェガリ様は？」

フェガリ「呼んだかしら？」

ヘリオス「フェガリ」

グローム「フェガリ様も来たようだし……こちらを」

グロームが取り出したのは、さらに黒い絶望のオーラを纏った種だった

フェガリ「あら、デスペアシードがこんなに強化できるとはね」

グローム「これで、今まで以上に強いデスペアを出現させられるはずです」

ふふ、さすがはグロームだ

となれば、試さないといけないね

ヘリオス「グローム。他の幹部達を呼んできてくれ」

グローム「はっ！」

そして、全員が集まったあと

ヘリオス「グロームの頑張りのおかげでデスペアシードの強化に成功したよ」

フェガリ「これでエスポワール達も倒せるはずよ」

アエーマ「でも、誰が試しにいく？」

マレーア「確かに……」

グローム「……なら、ここは強化した張本人である俺がいこう」

ペタルム「いいの？」

グローム「ああ。どこまで強化されたか、この目で見ておきたい」

リオート「……そういうことなら」

アステリ「任せましょうか」

フラルゴ「だな！」

イピロス「グローム、いってらっしゃーい！」

グローム「ああ。ヘリオス様、フェガリ様。いってまいります。」

こうして、グロームは強化されたデスペアシードを持って、出発していった

さぁ、グローム

君が強化したデスペアの力、見せてもらうよ

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