エスポワール・エレメンツ ~３~

Episode１１０ 現れし新たな幹部 ページ15

グロームサイド

くそっ！エスポワールアームズまでもが揃ってしまうとは……！

グローム「戻ったぞ……」

マレーア「グローム！ボロボロじゃない！」

グローム「ネレイドとラファルにやられた……」

アエーマ「なんだって！」

グローム「それだけじゃない……エスポワールアームズまでも揃ってしまった……」

ペタルム「そんな！」

フラルゴ「これはいよいよ……」

アステリ「オプスキュリテ様の完全復活が阻止されるのも時間の問題ってこと……？」

俺達は意気消沈していた

その時、２つの足音が聞こえた

？１「情けないなぁ……それでも、デゼスプワールの幹部かい？」

？２「お父様の完全復活を託したというのに、手こずるなんてね」

こ、この声は！！

グローム「太陽の幹部、ヘリオス様！月の幹部、フェガリ様！」

イピロス「グローム？この人達、知ってるの？」

リオート「……それに、様と付けているのは？」

グローム「……このお２人はオプスキュリテ様の息子と娘なのだ。そして、この世界の、我々のいる国とは別の国々を絶望させる旅に出ていたのだ」

ヘリオス「そういうこと。んで、その様子だと、ナディ姫はまだ生きてるのかな？」

うっ！言わなくては……

グローム「はい……それだけではなく、エスポワールという希望の戦士達が邪魔をしてくるのです」

フェガリ「それは……知らぬ間に大変なことになっていたようね。グローム……私達の次に強い貴方でも歯が立たないと？」

グローム「申し訳ありません……」

ヘリオス「これでは、お父様もお怒りになるかもだね」

フェガリ「ならば、私達が出るとしましょう……と、言いたいところだけど、私達はここに来たばかり。力も完全に戻っていないわ。申し訳ないけど、休養するわ。」

となると、次は誰に行かせようか……

イピロス「ねぇ、グローム。オイラ、いくよ。」

グローム「イピロス……失敗はできんぞ。これ以上の失敗はオプスキュリテ様の復活がさらに遠くなるからな」

イピロス「任せてよ！」

こうして、ヘリオス様とフェガリ様が我々のもとにやって来たのだった

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