エスポワール・エレメンツ ~２~

Episode８６ 焦る戦士達 ページ40

妖夢サイド

私達は駆け足で屋上にやって来た

そして、変身を解いた

８人「はぁぁぁ………」

沢村「危なかった……！」

金丸「バレると思ったぜ……」

明世「私はそんなに顔見知りではないから、いいんだけど……」

妖夢「マジ焦ったよ……」

紅葉「だねぇ……」

そこに、ナディがやって来た

ナディ「皆さん、大丈夫ですか？」

春市「なんとかね……」

降谷「………ねぇ、これ、秘密にしてるけど、バレたら、どうなるの？」

ナディ「どうもなりませんが……ただ、秘密を知ってしまった人達がまた狙われる可能性があります。」

そうだよねぇ………

明世「狙われる確率を下げるためには……秘密にしておくしかないかもね」

東条「だね。でも、もしかしたら……」

金丸「倉持先輩に感づかれているかもしれねぇ……」

倉持先輩は鋭いからな……

私達だって、きっと、見抜いてるかもしれない

ナディ「……ならば、次、狙われたときにばらしちゃいます？」

ええええっ！？

妖夢「ばらしたら余計に危ないことにならない？」

沢村「……いや、案外、大丈夫かもしれねぇ」

紅葉「なんで？」

春市「紅葉と妖夢は自宅通いだから、知らないよね。倉持先輩……格闘センス、抜群なんだよね」

沢村「元ヤンだから！」

え、そうなの！？

今の倉持先輩からは想像つかないんだけど！！

東条「明世はどう思う？」

明世「……まだ喋ったことないから、確信はできないけど、栄純と春市の言葉を信じてみようと思うの。だから、次、狙われたときに、助けたら、そのあと、ばらそう。」

降谷「……明世がそう言うなら」

金丸「俺達も腹をくくるか」

こうして、次、先輩達が狙われたときに、助けたあと、正体をばらすことにした

ばらしたとき、何か言われそうだけど……

なんとかなる……よね

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