エスポワール・エレメンツ ~２~

Episode４９ 結ばれる水と風 ページ3

東条サイド

渦潮の中に入った俺は風を纏い、ネレイドのもとへ

明世「う……くっ………」

東条「！！」

あんなに苦しそうな顔を……

今、助けるよ！ネレイド！

俺はネレイドを抱き締め、風で包んだ

明世「………ん、あれ？苦しくない……？」

東条「ネレイド」

明世「！！ラファル」

東条「ごめんね……もっと早く、ネレイドの思いに気付けば、こんなことにならなかったよね……」

明世「え？」

東条「君に一目惚れしていたのに…！」

明世「！！それって……////」

伝えよう……俺の思いを

東条「ネレイド……いや、明世。俺は明世が好きだ」

明世「！！」(ﾎﾟﾛｯ)

あれ？泣いてる……？

明世「私、ね……ずっと、告白しようって思ってたの……でも、ね……断られたら、どうしようって、思って……ためらっていたの……(泣)」

綺麗な青い瞳から涙が溢れている……

そっか……俺、そこまで明世を不安にさせていたんだね……

東条「ごめんね…！苦しませてしまって……不安にさせてしまって……！」(ｷﾞｭｳｳ…)

明世「もう、いいの……だって、私も……ラファルのこと……秀明のことが好きだから……！(泣)」
　
東条「！！俺と付き合ってくれる？」

明世「もちろん！(泣笑)」

その時、俺と明世の胸元が輝いた

そして、輝きが消えると雫と翼の刻印が刻まれた、八角形のクリスタルが現れ、そのクリスタルの輝きが黒い渦潮を消し去った

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