エスポワール・エレメンツ ~２~

Episode６３ 長年抱える思い ページ17

妖夢サイド

紅葉と暁、くっついたんだね……！

沢村「紅葉と降谷、おめでとー！！」

紅葉「ありがとう、栄純！」

降谷「……ありがとう」

東条「降谷も表情が豊かになったね」

降谷「……そう？」

妖夢「そうだよ」

まぁ、間違いなく、紅葉と付き合ったからだと思うけどね

でも、いいなぁ……

私も……本当は………

妖夢「(幼馴染みの壁を壊したいのに……春市に告白したいのに……)」

そう、私は春市のことが好きなんだ

しかも、１０年前から……ね

ナディ「妖夢？どうしました？」

妖夢「！！ううん。何でもない」

明世「それにしても、紅葉と暁のコネクトクリスタルの力もすごかったね」

春市「うん。紅葉と降谷君の絆の力もそれほど強いってことだね」

！！ということは……

私にもコネクトクリスタルが生まれるかもしれないってことだ……

金丸「問題は誰と誰が絆を結ぶか、だな」

明世「そうね。それに……残りを考えると、愛だけがコネクトクリスタルの出現条件ではないってことね」

東条「そうか！友情の力も当てはまるのか！」

！！私は……できれば、愛の力でコネクトクリスタルを出現させたい

やっぱり……気持ちを伝えるしかないんだね

私達はその後、明世のカフェに戻った

明世「よーし！スイーツ、作りますか！妖夢、手伝ってくれる？」

妖夢「はーい」

私は明世とスイーツを作っていて、今は塩味がほしいときに備えて、ポップコーンを作っていた……その時

妖夢「熱っ！！」

明世「大丈夫！？妖夢」

妖夢「ごめん……油が跳ね返って……」

明世「あ！火傷してる！ここは私に任せて、妖夢は右手を冷やしておいで」

妖夢「うん……」

私は火傷の治療をし、キッチンから出て、外の空気を吸いにいった

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