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Side.You
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ピンポン、とチャイムが鳴った。
いじっていたスマホをテーブルに置き、鏡で身だしなみをチェックする。
＿＿＿＿＿よし。
「えっと、入って？」
「お邪魔します」
「お邪魔しまーす！」
色々気になることはあるけれど、とりあえずニ人を部屋にいれて、通学用鞄から講義レジュメを取り出す。
「阿部くん、はいこれ。範囲はね＿＿」
自分のレジュメのメモを見ながら、阿部くんにテスト範囲とポイントになるであろう要点を伝える。
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「……っと、こんな感じかな」
「ほんと助かる、ありがと。来週はちゃんと出るから」
「出ないと単位ないよ？」
「まじかー」なんて少しも思ってなさそうな顔をして言うものだから、少し呆れてしまう。
……顔がかっこいいだけじゃ、生きていけないよ！
「ねー終わったの？」
ベッドの上でスマホをいじっていたのか、長い脚をプラプラと持て余しながら怜央くんが尋ねてきたので、「終わったよ」と答える。
怜央くんはすぐにベッドから降りると、阿部くんの肩を抱いて、
「あらん学校ちゃんと行けよー」
「俺が遅刻魔なのよく知ってんじゃん」
なんて会話を始めた。
二人が仲睦まじめに話す姿から、知り合ってかなり経っているんだな、ということが分かった。
ますます謎は深まるばかり。
「あの、聞きたいことがあるんだけど」
勇気を振り絞って出した声は、少し震えていた。
私の声に、二人同時に振り向く。
「ふたりの関係は…？ともだち、なの？」
二人は顔を見合わせたあと意を決したような表情で頷き合うと、怜央くんが口を開いた。
「……顕嵐は、仲間って言えば伝わるかな？
ジャニーズでできた仲間！
顕嵐めちゃくちゃかっこいい！」
「それって
阿部くんも、ジャニーズなの？」
阿部くんのほうに顔を向けて尋ねると、その首は横に振られた。
どういうこと？
ジャニーズでできた仲間なんじゃないの？
よく分からない、という私の表情に気がついたのだろう。
怜央くんはさらに言葉を続ける。
「……んで、話すことはこれだけじゃなくて。
Aちゃん、俺、
ジャニーズ、辞めたよ。
……俺だけじゃない、顕嵐も含めてLove-tuneってグループで、7人で活動してたんだ。
お仕事の関係でまだ残ってるメンバーもいるんだけどね。来年の3月には、みーんなジャニーズじゃなくなる」
切なそうな怜央くんの声が、耳に響いた。
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おむらいす(プロフ) - 酔い潰れたれおくんカッコよすぎでキュンキュンしました///これからも、楽しみにしています!!! (2019年11月28日 23時) (
レス) id: baf496e719 (このIDを非表示/違反報告)
めぐ(プロフ) - すごく面白いです！更新大変だと思いますが頑張ってください！楽しみにしています！ (2019年11月26日 6時) (レス) id: 69c08597ca (このIDを非表示/違反報告)
めめ - すごくきゅんきゅんします！ 続きもとても楽しみです！ 更新頑張ってください♪ (2019年11月19日 23時) (レス) id: bf1361104c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひなおとめ | 作成日時：2019年8月3日 18時
