君がいちばん。 【Leo.N】

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Side.Leo
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無事にAちゃんと再会し、念願の連絡先までゲットできた俺は、ルンルン気分で町を歩いていた。

家に帰るだけなんて、なんだかもったいないな〜。

この幸せを誰かに共有したい気分。


そう思いながら、駅の改札を抜けようと スマホケースにしまっているSuicaを取り出したとき、スマホの通知を知らせるランプが光っていることに気がついた。

「ん？」

画面をつけてみると、通知の正体は顕嵐からの連絡だった。


Alan今日ひま?サウナ行かね?


何も予定がないし、ちょうど話を聞いてもらいたかったから迷わずに「おっけー！」と返信。


よし、顕嵐の家に向かおーっと！


いっぱい聞いてもらうぞ〜！




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「いい汗かいたー」
「顕嵐、今日もスパルタ……」

あのあと顕嵐の家に向かい、二人でサウナにやってきた。
顕嵐はサウナの入り方にマイルールのようなものを持っていて、これがかなりキツい。何度か一緒に来ているけど、なかなか慣れない。


二人して休憩スペースで火照った身体を休めながら、それぞれ購入した飲み物を飲む。

俺は安定のオレンジジュース！！
やっぱこれにつきる！！

ゴクゴク、とオレンジジュースを身体いっぱいに堪能していると顕嵐の涼しげな顔がこちらに向いた。


「今日のながつ、なんかいつも以上にニコニコしてる気がする」
「えっ、そう？？」
「うん。いいことあったのかなーって」


うわ、俺ってそんなに分かりやすいのか。



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