◇story.8 彼等との出逢い�� ページ9
ライ「これから話すことは、内密にして欲しい。」
三人は十数分の話し合いの末、一之瀬に事情を話すことに決めた。
一般人を巻き込むのは気が引けるが、此方はスコッチの命が懸かっているのだ。
下手にはぐらかして情報を漏らされたら、たまったものじゃない。
三人は、黒の組織のこと、自分達が潜入捜査官であること、スコッチがＮＯＣだとバレてしまい、ライは彼を逃がそうとしていたこと、そして自分達の偽名、本名などを明かした。
一応説明しておくと、
ライの偽名は諸星大、本名は赤井秀一、
スコッチの偽名は緑川唯、本名は諸伏景光、
バーボンの偽名は安室透、本名は降谷零である。
諸伏「……でもおかしいな。
組織にＮＯＣだとバレるようなミスなんて、俺はしていないんだよ。」
降谷「何！？」
赤井「……拙いな。」
『嗚呼、そうだね。
組織が鋭すぎるのか、君達と同じように組織から公安に潜入している人がいるのか、または…
───公安から裏切り者が出たのか。』
その言葉を聞いて、三人は眉を顰める。
『嗚呼、気を悪くしてしまったならすまない。
あくまで可能性の話だ。』
降谷「いや、認めたくはないが…その可能性が高い。公安に潜入していたなら、俺も一緒にバレていただろう。
それについては俺が探っておく。」
諸伏「ありがとう。」
ライ「なら、諸伏君はＦＢＩで保護しよう。」
『それがいいかもしれないね。
公安で保護するのは、少々リスクが高すぎる。』
そう言った一之瀬に、降谷は話を切り出した。
降谷「一之瀬さん。」
『何だい？』
降谷「ヒロを助けようとしてくれたこと、本当に感謝している。
貴方がいい人だということは、もう十分わかった。
だが……これ以上此方に関わらないでくれ。」
そう言った降谷の目には、もう警戒の色は無く、ただ一之瀬を巻き込むまいと彼を見据えていた。
一之瀬はゆっくりと口を開いた。
『───それは…出来ない相談だね。
君が私のことを案じてそう言ってくれているのはわかっている。
だが…己の信念を曲げることになっても、自分の正義を貫こうとする人の存在を…命を懸けて、私達を護ろうとしている人の存在を、私は知ってしまった。
私は四十年間生きてきて、君達のような存在に気付けなかった。
だからせめて、私に出来ることは何でもしたい。君達の足手纏いになるようなことはしない。
どうか、君達が背負っているものを、私にも背負わせてくれないか。』
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蘿娜(プロフ) - 更新が無いので気になりました。 (2019年2月5日 17時) (
レス) id: 78469eaf26 (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - 面白いです・続き楽しみにしてます♪この、ダンディーな先生の声が森川智之さん合いそう(笑) (2019年1月14日 17時) (レス) id: 3196a4c901 (このIDを非表示/違反報告)
めざましテレビ - イケおじがイケおじ過ぎてもう…！ (2018年12月23日 18時) (レス) id: 8f142429c4 (このIDを非表示/違反報告)
かな - あれ？私櫻井孝宏の声してるキャスターのふりしたセイバー(むしろマジックセイバー？)の宝具に入ったんだっけ？あれ？うちには居ないのにな？(´；ω；`) (2018年11月26日 20時) (レス) id: 9ae38d1bc5 (このIDを非表示/違反報告)
リアーナ(プロフ) - こんな先生いたら、毎日話しかけに行きたい(笑)更新頑張って下さい！♪ (2018年11月26日 19時) (レス) id: 674674060c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アレック | 作成日時：2018年10月28日 15時
