◆story.3 喫茶店ポアロ�� ページ4
さて、彼が帝丹高校に来て暫く経った頃のことだ。
「センセーー！蓮先生ーー！！」
一之瀬を呼ぶ女子生徒が一人。
『ん？何かようかい？園子さん。おや、蘭さんに真純さんも一緒のようだね。』
園子「先生、珈琲好きだって言ってましたよね！蘭の家の真下に、ポアロって喫茶店があるんですけど〜、一緒にどうですか？」
『ポアロ…アガサ・クリスティーの小説に登場するエルキュール・ポアロが由来かな？
ハハッ其処のオーナーとは気が合いそうだね。
私も丁度、珈琲を飲みに行こうと思っていたんだ。
ぜひ、ご一緒させていただこう。』
彼はそう言って、相変わらずの破壊力のある微笑みを向ける。
たちまち、生徒達の頬はほうっと紅く染まり、園子は一気に顔を明るくした。
園子「ホントですか〜！？」
『嗚呼、本当さ。案内、よろしく頼むよ。』
蘭「こら園子！…すみません、わざわざ付き合って貰っちゃって。」
『謝ることはない、私が行きたいと言ったのだからね。
それに、そのポアロという喫茶店は行ったことがなかったんだ。寧ろ誘ってくれたことに感謝しかないよ、ありがとう。』
そう言った彼の目からは、本当に感謝の念が伝わってくる。
彼はめったに嘘を吐かないのだ。
こういった一面が、彼の人気の理由の一つなのだろう。
真純「彼処の珈琲、凄く美味しいから、先生もきっと気に入ると思うよ。」
『そうかい、それは楽しみだなあ。』
園子「ほら、早く行きましょ？」
そう言って、園子は先生に顔を向けたまま走り出す。
『こらこら、ちゃんと前を向かないと転んでしまうよ。喫茶店は逃げも隠れもしないさ。
もう少し話しながら行こう。』
そう言って優しげに笑う彼は、ただただイケメンである。
談笑しながら歩いていると、coffeeポアロと書かれた看板が見えてきた。
『此処がポアロかい？繁盛しているようだし、これは期待出来そうだ。』
子供のような、純粋に楽しみだと語る目に、周りは静かに悶える。
四人は、ドアベルを鳴らして中に入った。
◇story.4 喫茶店ポアロ�侠�←◇story.2 新任教師��
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蘿娜(プロフ) - 更新が無いので気になりました。 (2019年2月5日 17時) (
レス) id: 78469eaf26 (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - 面白いです・続き楽しみにしてます♪この、ダンディーな先生の声が森川智之さん合いそう(笑) (2019年1月14日 17時) (レス) id: 3196a4c901 (このIDを非表示/違反報告)
めざましテレビ - イケおじがイケおじ過ぎてもう…！ (2018年12月23日 18時) (レス) id: 8f142429c4 (このIDを非表示/違反報告)
かな - あれ？私櫻井孝宏の声してるキャスターのふりしたセイバー(むしろマジックセイバー？)の宝具に入ったんだっけ？あれ？うちには居ないのにな？(´；ω；`) (2018年11月26日 20時) (レス) id: 9ae38d1bc5 (このIDを非表示/違反報告)
リアーナ(プロフ) - こんな先生いたら、毎日話しかけに行きたい(笑)更新頑張って下さい！♪ (2018年11月26日 19時) (レス) id: 674674060c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アレック | 作成日時：2018年10月28日 15時
