□spinoff.2 Happy Halloween�� ページ15
真純「ごめん先生、ボク達先生のことだからお菓子を持ってきてくれてるだろうと思って、イタズラについては何も考えてなかったんだ。
だからと言っちゃ何だけど、今度ボク達と一緒に何処かに出掛けるってのはダメかな？」
スッと目を細めた一之瀬の瞳が真純を映す。
暫くの間、二人の間に静寂が走った。
一之瀬は、ゆっくりと口を開いたかと思うと、
『フフ…アハハハハッ！！』
盛大に笑った。
『いや…すまない。少しからかい過ぎたね。
いいよ、今度予定が合う日にでも出掛けよう。』
真純「本当かい！？」
『嗚呼、本当さ。
さあ、もうすぐでチャイムが鳴ってしまうよ。皆教室に戻りなさい。』
そう言えば、生徒達はぞろぞろと自分の教室に向かっていく。
あっと言う間に一之瀬と園子、真純以外の生徒が居なくなった。
『園子さん、真純さん。』
一之瀬は二人を呼び止める。
どうしたのかと振り返った二人に、一之瀬はある物を差し出した。
園子「ぇ、これって……。」
真純「お菓子はもう無くなったんじゃ……。」
『他クラスの生徒にあげているのに、自分のクラスの生徒にあげない訳ないだろう？
君達Ｂ組のお菓子はちょっと特別なんだ。』
そう言って、いたずらに、それでもって優しげに笑う一之瀬。
流石に時間も時間なので、彼は教室に歩みを進めた。
やはり、一之瀬は一之瀬である。
園子「じゃあ何でさっき嘘吐いたの？」
若干呆れ気味の園子に、彼は振り返る。
『Trick or Treat.───お菓子をくれなきゃ悪戯しちゃうよ？』
彼はそう言って、人差し指を口に当てる。
いつもと違う口調、いつもと違う雰囲気。いつもと違う仕草。
そんな彼に、園子達はクラッときた。
園子が京極に惚れていなければ、きっと彼にゾッコンだっただろう。
真純はどうなのか？───それは教えられないな。
教室に着いてから、一之瀬はクラスの皆にお菓子をあげた。
やはり此処でも好評で、皆喜んでいる。
たまにお菓子をくれる生徒もいて、一之瀬は嬉しそうにしていた。
さて、最後に。読者の皆様、遅くなってしまったが……
───Happy Halloween.
◆story.13 ワタルブラザーズ�帰�←■spinoff.1 Happy Halloween��
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蘿娜(プロフ) - 更新が無いので気になりました。 (2019年2月5日 17時) (
レス) id: 78469eaf26 (このIDを非表示/違反報告)
レイン(プロフ) - 面白いです・続き楽しみにしてます♪この、ダンディーな先生の声が森川智之さん合いそう(笑) (2019年1月14日 17時) (レス) id: 3196a4c901 (このIDを非表示/違反報告)
めざましテレビ - イケおじがイケおじ過ぎてもう…！ (2018年12月23日 18時) (レス) id: 8f142429c4 (このIDを非表示/違反報告)
かな - あれ？私櫻井孝宏の声してるキャスターのふりしたセイバー(むしろマジックセイバー？)の宝具に入ったんだっけ？あれ？うちには居ないのにな？(´；ω；`) (2018年11月26日 20時) (レス) id: 9ae38d1bc5 (このIDを非表示/違反報告)
リアーナ(プロフ) - こんな先生いたら、毎日話しかけに行きたい(笑)更新頑張って下さい！♪ (2018年11月26日 19時) (レス) id: 674674060c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アレック | 作成日時：2018年10月28日 15時
