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# 本当の夫婦喧嘩 ページ5





健二郎が初めて佳奈に会った時、まあニヤニヤデレデレエヘエヘしてね。







佳奈「A、この人が…?」

『そうそう!』

佳奈「よろしくお願いします。」

健二郎「……あっ!よろしくお願いします!」









そこで、家に帰った瞬間。









健二郎「A〜、あんな可愛い子はよ紹介してくれや〜♡」

『可愛いでしょ?』

健二郎「うんうん!
笑顔…なぁ。
料理も作るって家庭的だよなぁ。」

『…うちも作るけど…。』

健二郎「ちゃうねん、Aとは違う。

オーラが違うねん!」







そこから、カチンと来て、








『…臣さんと結婚したかった!』








意地張って言ったら、あっちも怒って。









『…はあ。』








キッチンに立ち、ため息を何度も出す。







いやほんと健二郎のご飯にタバスコ1本分入れたいくらい。





でも、今回は私が先だ。



私も悪い。






足音が近づいてきた。






健二郎「A。」

『…な、に。』

健二郎「佳奈ちゃんのことは悪かった。
意地張っただけや。」

『そう。』







私は驚異の負けず嫌いでほんとにごめんねって言葉が言えない。



負けも認めたくない。





こんなめんどくさいやつです。









健二郎「だから…Aも臣のヤツ撤回して。」

『…。』








健二郎は素直なのにうちは素直じゃない。







無視してしまう。









健二郎「聞いてる?」

『うん。』

健二郎「そのだから、さっき言ったこと。」

『うん。』







すると、冷静だった健二郎が急に近づいてきて
腕を引っ張り向かい合わせに。








健二郎「あんまり大人舐めんなよ。」





普段キレない人がキレると怖いってことがあらためて分かった。









健二郎「俺はAのこと愛してるからあんま怒りたくない。

でもなあ、今回だけはお前だ。

お前が謝んの苦手な事が分かってて今こうしてるんや。」

『…ごめんなさい…。』





思わず出た言葉。







健二郎「…ええよ。」






笑顔で頭をぽんぽん。





からのハグ。








健二郎「怖かったやろ。すまんな。
愛してるで。」

『…うん。ごめん。』

健二郎「そんな固くならず、
いつものAで!」






そう言葉を言われた瞬間、涙がぁー。








健二郎「あ〜泣くな泣くな!ごめんって!
そんな怖かったか!?」

『そっ、ゆことじゃなっくて。』







とりあえずごめんなさい。

# 想い→←# むっ。



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りょう(プロフ) - このお話はどんな話か気になり読んでみました。そしたら面白くて笑ったりしてこんなふうな夫が欲しいなと思いました。 (2018年5月11日 23時) (レス) id: c9e4bdf787 (このIDを非表示/違反報告)
LIZ.y(プロフ) - 本当にこの話大好きです!頑張って下さい! (2018年1月10日 1時) (レス) id: cb62500001 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちゅーねこ | 作成日時:2017年11月13日 23時

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