検索窓
今日:5 hit、昨日:3 hit、合計:166,320 hit

# 良いのか。 ページ35





『健二郎っ、いつ行くの?』

健二郎「実はな…引っ越すん事は前々から決まっとった。
だからもう明日には離れる。」

『そ、そう。もう寝る?』

健二郎「今日は疲れたけど、まあAちゃんが起きてるなら起きとるよ。」

『ううん、いいよ、疲れてるでしょ?
おやすみ。』








そこで電話は終わった。









枕を抱いて、朝まで泣いた。









朝になって

携帯のアルバムで健二郎との写真をみて。









母「A〜、今日は…ってA!?
どうしたの!そんな目を腫らして!」

『かぁぁぁさぁぁぁぁぁぁん泣』

母「おやおや、どうしたの!」









また母さんの胸の中で泣いた。









『私っ、健二郎のこと好きかもしれへん、っぐ。』

母「なんや、恋か。
引っ越す事を伝えに来たのに。
そんな悲しくなって。」

『健二郎まだいる?』

母「あぁ、いるさ。」









その言葉をきいて、猛ダッシュで健二郎の部屋へ。









ピンポーン、ピンポン、ピンポン







3回連打。









ガチャ__








健二郎「はぁーい、どちらさまっ…!」









出てきてすぐ健二郎に抱きついた。








『健二郎、またドタドタしていいからここにいて。』

健二郎「なんや、引っ越されたくないんか。」

『健二郎がどんどん遠くなっちゃう。』

健二郎「大丈夫、Aちゃんのそばにおる。」






そう慰めてくれる。







『好き。
健二郎は夢を追いかけるからダメかもしんないけど、好き。
なんか分かんないけど健二郎といると楽しくて面白くてずっとそばにいたいの。
この目を見て。』

健二郎「腫れてるなあ。」

『健二郎が引っ越すって聞いて朝まで泣いた。』

健二郎「ほんまかありがとう。」






四歳年上だから、子供だって思われてると思った。









だから。









『そばにいて。』







そしたら、









健二郎「でも、俺には三代目やっていく必要がある。
断ることも承諾することもできひん。」




と言われて落ち込んだけど





健二郎「せやけど、Aは俺の運命の人や。手放す訳にはいかん。
だから、このままの関係で、俺達の愛を育めばええ。」




と21歳にしてファーストキス!





最後まで二枚目気質だったけどもw






でも、今になって不安。




健二郎と結婚して良かったのかな?




健二郎のファンの気持ちになるととても悲しくなる。
同情なんていらないと思うけど。


そう思う。

# 急すぎる→←# 運命のヒトは真上



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (116 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
563人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

りょう(プロフ) - このお話はどんな話か気になり読んでみました。そしたら面白くて笑ったりしてこんなふうな夫が欲しいなと思いました。 (2018年5月11日 23時) (レス) id: c9e4bdf787 (このIDを非表示/違反報告)
LIZ.y(プロフ) - 本当にこの話大好きです!頑張って下さい! (2018年1月10日 1時) (レス) id: cb62500001 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ちゅーねこ | 作成日時:2017年11月13日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。