# 嘘?本当? ページ33
*
翌日__
健二郎「…ん、ん…」
健二郎「ん、あれ、ん?」
Aを抱きしめようとしたけど
姿が無い。
健二郎「A〜!?」
急いでリビングへ。
ガサガサッ
健二郎「玄関?」
何か音が鳴る。
玄関へ向かうと
下駄箱を開け、横には大きなビニール袋。
『これも、いらない。
これもいっか。』
と、俺の大事な靴をポンポン袋の中へ。
健二郎「って、おい!
何してくれてんねーん!」
スライディングして袋を奪い取る。
『ちょ、何してんの!』
健二郎「それはこっちのセリフや!
勝手に俺の靴捨てやがって!」
『だって、履いてないじゃん。』
健二郎「は!く!の!」
『出たー!そーゆーこと言うから物が捨てられないんだよ』
ホントに分かってないな〜もお。
健二郎「昨日の恨みなんか知らんけど、とりあえずここには触れるな!いいな?」
『はいはい。分かりましたよ。』
と立ち上がりリビングへ行ってしまった。
健二郎「ったく〜…靴しまってけよ〜。」
健二郎「おいー、Aちゃーん。」
靴をしまい終わり、リビングへ行くとまたAの姿が無い。
健二郎「え〜?今度はどこや〜…。」
俺の趣味部屋へ。
すると
『ねえ、健二郎、この釣り竿いらんでしょ?』
健二郎「っ!?
触れんなぁぁぁぁぁぁ!」
『わっなによ。』
この子、俺の生命捨てようとしたぞ…今。
しかも、関和さんからせっかくもらった奴なのに!
健二郎「A、いいかよく聞け。今日は28日だ。まだ大掃除しなくていいし、今日は結婚公表すんやろ。」
『あ…そうだった。』
なんてポカーンとする。
健二郎「俺の可愛い嫁さんが世間に知られるんやで?」
『うるさいな〜。』
健二郎「ふふっ。笑」
『健二郎と結婚して良かったのかな〜…。』
え?
ちょ、今?なんて?
今の言葉が頭の中でループしている。
俺との結婚、後悔しとるん…か!?
ウソやろ!?
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りょう(プロフ) - このお話はどんな話か気になり読んでみました。そしたら面白くて笑ったりしてこんなふうな夫が欲しいなと思いました。 (2018年5月11日 23時) (レス) id: c9e4bdf787 (このIDを非表示/違反報告)
LIZ.y(プロフ) - 本当にこの話大好きです!頑張って下さい! (2018年1月10日 1時) (レス) id: cb62500001 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゅーねこ | 作成日時:2017年11月13日 23時