# 怒 ページ26
*
『…ごちそうさま…でした。』
結局最後まで1人だった。
ガラッ__
同時に健二郎が出てきた。
目が合う。
前髪下ろしてる健二郎にキュンキュンしてるのも束の間、
健二郎「なんやねん。」
『…えっ、あ。ごめん。』
嫌そうに見られて断られた。
なんで…?
なんでなの?
私何か悪いことでもした?
『ご飯食べたら、洗い物しといて。』
健二郎「はぁ、なんで俺がせなあかんの?」
『はあ?』
まって、今の言葉にキレるんだけど。
『なんでって…健二郎、普段からなんも!「はいはい分かったしますよ。」
『…っ。』
あぁぁぁぁぁぁ!腹立つ!
何様コイツ!?
健二郎にひっさびさにキレるんだけど。
ガラッ__バンッ_
怒りを抑えたままお風呂へ直行。
水で洗い流そうかなと思ったけど無理だわ。
あんなイラつく事言われたら…。
ガラッ__
お風呂へ出た時、健二郎はまたテレビを見ていた。
洗い物はしてるな…よし。
『ん?』
洗い終わった食器を見てみると汚れがところどころ付いていた。
『ねえ、健二郎、汚れまだ付いてんだけど。』
健二郎「あっ、すまん。…っははは!」
『何なの…。』
軽すぎんだろ。
お皿をもう1度洗い終わった後、私は先に寝た。
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りょう(プロフ) - このお話はどんな話か気になり読んでみました。そしたら面白くて笑ったりしてこんなふうな夫が欲しいなと思いました。 (2018年5月11日 23時) (レス) id: c9e4bdf787 (このIDを非表示/違反報告)
LIZ.y(プロフ) - 本当にこの話大好きです!頑張って下さい! (2018年1月10日 1時) (レス) id: cb62500001 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちゅーねこ | 作成日時:2017年11月13日 23時