検索窓
今日:15 hit、昨日:3 hit、合計:166,330 hit

# 使いすぎ。 ページ17








カチッカチカチッカチッ





『よーし。』






領収書をまとめ、今月分の出費を計算。








健二郎が稼げるって思っても、そんな浮かれちゃダメだ。









『…そういえば…靴とか釣りとか…趣味にお金かけすぎでしょ…。』








健二郎の趣味の出費が半端なかった。








靴高すぎなんだよ…!





しかもそれが何個も…。








釣り道具も…!









『うちだって、趣味にお金費やしたいわ。
これは、帰ったら説教だなっ。』



















そう決めて、健二郎が帰ってきて夜ご飯を食べ始める時。









健二郎「いっただきまーす!」

『すとーっぷ!』






おかずに伸びる手を止めた。







健二郎「…なんや。」

『…山下健二郎!』

健二郎「…は、い。」








手に膝をつく。




私は証拠となる領収書達を見せた。









『これをみよ!』

健二郎「…ん?これがどうした?」









まじまじと見ても気づかんの!?









『…ほら!ここらへん!
全部健二郎の趣味のお金だけど!』

健二郎「あ〜ね。」








とか言ってご飯を食べ始めようとした。









『こらぁぁぁ!』

健二郎「っ、なんやねん!」

『だーかーら!
趣味にお金費やしすぎ!』

健二郎「…別に俺のお金なんやからええやろ。」









あ〜出た出た、こーゆー旦那。









流石にケンカばっかもヤダからケンカはしたくない。









『…でも、うちだってそんなお金なんて使えてないんだし健二郎だけずるいよ!』

健二郎「ずるいって言われても…」

『お金かけるって言ったら、食材費とかくらいしか!』

健二郎「嘘つけー!友達とかと飲む時に使ってんだろ!」

『健二郎よりはマシ!』

健二郎「で、結局は何して欲しいん?」







そう言われると…



・趣味にたくさん金を使うな!

・もうちょっと家のために使ってくれない?
それか将来のため。





こんくらいですな。








『…えっとー…健二郎「なぁもおご飯食べてええ?」

『え……うん。』

健二郎「おっしゃ!いっただきまーす!」









美味しそうに食べ始めた。







なんだよ……








言う気無くしたわ……

# 卑怯→←# 反省の色は?



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (116 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
563人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

りょう(プロフ) - このお話はどんな話か気になり読んでみました。そしたら面白くて笑ったりしてこんなふうな夫が欲しいなと思いました。 (2018年5月11日 23時) (レス) id: c9e4bdf787 (このIDを非表示/違反報告)
LIZ.y(プロフ) - 本当にこの話大好きです!頑張って下さい! (2018年1月10日 1時) (レス) id: cb62500001 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ちゅーねこ | 作成日時:2017年11月13日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。