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# プロローグ ページ1





『…ん。うぇ、寒っ。』



寒いと思ったら、布団を横取りしてるヤツ。



健二郎「…寒っ。」

『寒いのはこっちだわ。アホ。』



こちら、私の夫の山下健二郎です。















ブスッ




健二郎「いってぇぇぇ!」

『あー、もう朝からうるさいな。』




朝から床に落ちてるルアーを踏む始末。





健二郎「誰やー!落としたの!お前か!A!」

『人のせいにすんのもいい加減にして。
昨日、あんたが自分で落としたの!』

健二郎「拾えや!」







これじゃ、逆ギレだよ…やれやれ。笑







言っときますが、これは「夫婦喧嘩」ではない。




一応「夫婦漫才」とでも思ってください。







健二郎「そ、その”アンタ”ってゆー呼び方やめろ…よ…。」






態度はいっぺん。



急に私のアンタ発言にショボンとする。






『健二郎。』

健二郎「はい!」






イキイキと返事…可愛いのやら…。













健二郎「あぁー!俺のキャップあらへん!」






次は何かと思えばキャップがないない騒ぎ。

あなたと頭にちゃーんとありますよーって。笑






『…ふふっ笑』

健二郎「あっ、笑ってるということは、キャップの居場所を知ってるなー!教えろー!」






と言うので静かに頭に指さす。







健二郎「あっ…////」

『っあー!健二郎最高!笑』

健二郎「うるせ!」







随分恥ずかしそう。笑







『ほら、遅刻するよ。』

健二郎「うるさい!」

『なんなの…。』

健二郎「行ってくる!」

『はい。』







キレたいのはこっちだわ。








健二郎「おいっ。」








玄関に向かったはずの健二郎がこちらへちょっと怒った顔して来た。









『なーに。』

健二郎「なんで、玄関まで送らないん。」

『うわー、めんどい!』

健二郎「ええやろ!
一応、新婚なんやし。」







結婚1年は新婚かぁ…。









『はーい。今後気をつけます。』





と、言って家事に取りかかろうと立ち上がった瞬間、ガッと腕を掴まれ引き寄せられて、一気に顔が近づく。





健二郎「あと、」





チュッ






健二郎「これも。」






腕が離される。

健二郎は、家を出た。






『健二郎…////』






両手で顔を隠すしかならない。

# そわそわ→



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りょう(プロフ) - このお話はどんな話か気になり読んでみました。そしたら面白くて笑ったりしてこんなふうな夫が欲しいなと思いました。 (2018年5月11日 23時) (レス) id: c9e4bdf787 (このIDを非表示/違反報告)
LIZ.y(プロフ) - 本当にこの話大好きです!頑張って下さい! (2018年1月10日 1時) (レス) id: cb62500001 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちゅーねこ | 作成日時:2017年11月13日 23時

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