偽善者 ページ9
『はぁはぁ…』。
やっちゃった。どうしよう。
私は言われたとおりにした。
ポーチをゴミ箱にすて、上から泥水をかけ、生ゴミでぐしゃぐしゃにした。
きっと、こおの汚れは一生落ちない。
極めつけにはポーチを切り刻んだ。
『私は、悪くないから…。』
橋 「やぁ〜っと見つけたぁ！」
え…。
『橋架…。』
橋 「ねぇ。協力して？さっき、忘れ物見つかったって言ってたじゃん？
あれ、私のだと思うんだけど、今私持ってないから誰か間違えちゃったのかな〜って。
だから、一緒に探そ〜！」
は…？
隣にはうらみちさん。
なにやら受付に行って、放送を流してもらおうとしている。
私がうらみちさんのこと好きだって知ってて、２人でイチャイチャして…。
それで何？
私を利用するわけ？
『…けんな…。』
橋 「え…？」
『ふざけんな！』
気づいたら足は動いてて、
止まらなくて、
熊 「おい、お前やったか？」
兎 「…。」
『うん…。もう、許せない。これだけじゃ足りないよ、』
裏 「何話してんだお前ら」
兎 「うらｍ…『橋架ちゃんのポーチを持ってそうな子の特徴話し合ってたんです！』
これでさ、私は善人。そして橋架は傷つく。
最高。
裏 「そ。探してくれてありがと、なんかあいつよっぽど大切なものだったのかすごいうるさいから」
微笑んで言ううらみちさん。
私はその笑顔で満足した。
鈴 「ねえ！あったよ！ポーチ！」
橋 「本当！？」
『え。』
なんで。見つかんないとこに入れたはずなのに…。
鈴 「でも、とにかく大変な状況だから、急いで！」
ああ…。間違いなくそれは橋架のものだ。
大変だ。
でもこれが私だってバレなきゃ良いんだもん。
スタスタスタ…。
皆は黙って、早足で歩く。
鈴 「ほら、これ…。」
橋 「え…。」
橋架は顔が青ざめていた。
ざまあみろ、
でも、表のワタシはそんな事は言わない。
『ひどいよ、こんな事ッ！』
橋 「…。心配してくれるの？A」
『当たり前ジャン！』
橋 「でも、さっき「ふざけんな！」って言ったから、なんか私に怒ってたのかなって…。」
『それは、橋架のポーチを持ってちゃった人に対して、言ったの！』
良かった…。と泣き崩れる橋架と、慰める私と、鈴羽…。
そして、怒っている裏道さん達。
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kojyora(プロフ) - 水無月(みなづき)さん» ほんとですか！？嬉しいです！頑張って更新します、本当にありがとうございます！ (1月29日 0時) (
レス) id: a62daf3493 (このIDを非表示/違反報告)
水無月(みなづき)(プロフ) - お話楽しく読ませてもらってます！更新ありがとうございます！ (8月12日 0時) (レス) id: 97c817a939 (このIDを非表示/違反報告)
kojyora(プロフ) - (･д･｡)さん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえてうれしいです！これからもよろしくおねがいします！ (6月18日 14時) (レス) id: d2db087973 (このIDを非表示/違反報告)
kojyora(プロフ) - はるさん» コメントありがとうございます！これから書いていくので、もしまだいたら、ぜひ楽しんでください❤長いあいだ待たせてしまい、すいませんでした！ (6月18日 14時) (レス) @page16 id: d2db087973 (このIDを非表示/違反報告)
(･д･｡)(プロフ) - 更新停止させるのもったいないですよ！？すごく面白いので更新待ってます！！ (2022年12月26日 5時) (レス) @page13 id: aacf52a0b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kojyora | 作成日時：2021年10月9日 15時
