風邪*桃 ページ12
【ななせサイド】
今日は駿佑とデート
のはずが…
朝起きると、熱っぽい体
(やばいかも…)
恐る恐る体温計を挟む
ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ
「あ……」
37.8
体温計にはそう表示される
(デート行けないじゃん…)
残念に思いつつスマホを手に取る
[ごめん。今日デート行けないや]
すると秒で返事が返ってきた
駿[え、なんで！？]
[朝起きたら熱あって…]
駿[そっか…。分かった、デートは今度行こうな！]
[うん]
はぁ…
楽しみだったのにな
とりあえず今は寝とこ
そう思いベットに入ろうとすると
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
え、誰……？
重い体を引きずり、玄関に向かう
今日は生憎、彪太郎は居ない
「はい……」
駿「ななせ！」
「え？駿佑？」
駿「看病しに来た！！」
「え、でも…」
駿「いいから！今は寝ててや！」
「う、うん…」
【駿佑サイド】
ななせが風邪ひいてもーて、今日のデートは残念ながら中止
でも彼女が風邪なら俺が看病しに行かな！
必要なものだけ買って、ななせの家に向かった
そして今に至る
駿「ななせ〜、ゼリー食べる？」
「ん、食べる……」
可愛い〜！！まぁいつも可愛いけどな！
「駿、あーんして？」
え、可愛い…。
“駿”って…
駿「………っ///ええよ。」
「やったぁ〜。ふふっ」
駿「はい、あーん」
「ﾊﾟｸｯおいし…」
ななせは半分ほどゼリーを残した
そしてそのまま寝ようとする
駿「ちょ、ななせ！薬！」
「え………薬…やだ」
駿「飲まな風邪治らんで？」
「でも、やなの！」
駿「……そっかぁ。ななせは俺とデート行きたくないんやな…」
「！！」
駿「あーあ、楽しみだったのにな…」
「……む」
駿「ん？」
「薬、飲む…」
駿「そかそか、偉いな」
ちゃんと薬を飲めたななせ
もう既に目がトロン、としてて今すぐに寝てしまいそう笑
駿「ほら、ななせ。ちゃんとベット入ってや？」
「んぅ……」
ベットに入るとすぐに、規則正しい寝息が聞こえてきた
駿「おやすみ、ななせ」
そう言って、ななせの頬にキスを落とす
次起きた時は、熱が下がってるとええな。
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
お久しぶりです、作者です！
このお話は急に思い付いたものです笑
また思いつき次第更新しますね！
思いつかなかったらそのまま完結です…
※リクエストも待ってます
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作者名：ななせ* | 作成日時：2020年8月21日 13時
