ヒツジくんとオオカミちゃん (ページ4)

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そして放課後

オレは渋谷を出禁の屋上に呼んだ

A「あ、あの～なんでしょうか？」

細～い声でそう言いながら屋上に入ってきた渋谷

美「あ、えっと、オレ、同じクラスの森田美勇人って言います。行き成りなんですが、オレと付き合って下さい」

A「えーっと、どこにですか？」

は？あぁ、、、鈍感なんだ

美「オレ、渋谷が好きなんだ。だから、・・・」

A「え⁉わ、私なんかですか、人違いじゃないんですか？」

ビックリした。行き成り顔を上げたかと思えばすぐ下を向く

あんな大きい声出るんだ

A「それとも、、、罰ゲームですか？私なんかみたいな地味な人彼女なんかにしたくないですよ普通は」

一瞬驚いた。ばれたかと思ったでも、それは違った

美「そこが好き・・・」

A「え・・・なんですか？」

美「そういう自分なんかって思っているところが好き。それにオレは普通だよ？
　オレは渋谷が好き。だから、オレと付き合ってよ」

A「私なんかでよければよろしくお願いします」

それからオレ等は2人で帰った

校庭では色々な声が聞こえた

「いやーっなんで森田先輩に彼女が‼」

「あれってもしかして2年の渋谷じゃない？」

「なんであんな地味な子が」

「私の方がもっとかわいいのに」

A「本当に私なんかで良いのでしょうか？」

なんて小さな声でオレに聞いた

美「オレは渋谷がいい。だから、周りの声なんて気にするな」