決心… ページ10
貴 ｢(え!? ロー君。告った事、隠した。…ロー君なら公表するかと思ったのに…
私、やっぱりあなたがよく分からない…)｣
その後、HRや授業が始まり、無難に時は過ぎていった。
そして昼休み…
１ーAから廊下に出たエースの横を、１ーBの女生徒たちが喋りながらすれ違う。
｢でも今朝は、本当ビックリしたよね。｣
｢そうそう。だってロー君ったら(人2)を抱き抱えて教室に入って来るんだもんッ!! ｣
エース ｢!!! (…(人2)を抱き抱えて…だって!? )｣
｢しかもあれって…いわゆる "お姫様抱っこ " だよね。｣
｢あ…私もそう思った。
…やっぱり付き合っているのかな? ｣
｢そうかもよ。｣
｢｢…羨ましいー!! ｣｣
エース ｢…(そ…か。
あいつ、ローにOKしたんだ。
やっぱり…もぅ俺の入るスキはねぇみてぇだな…)｣
エースは俯いてその場を足早に立ち去った。
｢でも、ロー君ったら、何か否定してたよね。｣
｢あ…そう言えば…そうだったよね。
う…ん。本当はどうなんだろ? ｣
エースはひとり屋上へと上がり、柵に両手をつきながら、ぼぉぅと外を見て考えていた。
エース side
あいつ…ローの事が好きだったんだな。
だから、俺とは " トモダチ " だなんて…
だよな…それなら…
もぅ…やめよう。
もぅ…忘れよう。
こんな苦しい気持ち…引きずっていてもあいつの負担になるだけだ。
あいつには笑顔が似合う。
あいつの悲しい顔は、見たくねぇ。
初めて会ったあの場所で…あいつの失敗がなければ俺たちは、出逢えなかった。
蝶を追いかけて微笑むあいつは、まるで蝶の妖精のようだった…
俺は、そんな姿に見とれていた。
そして俺はあの時…運命を感じたんだ。
でも…よ。それは俺だけの感情で、あいつには何の感情も生まれなかったんだ…
俺の独りよがりだっただけなんだ。
" もしかして… "
なんて、考えていた俺がバカだった。
なぁ…(人2)。
俺… " トモダチ " としてお前と接して居ることなんて、出来ねぇよ。
そんな辛れぇ事なんて…出来っこねぇ。
それならいっそ…
そう、それならいっその事、お前を忘れてぇ。金輪際、お前とは接しねぇ。
一緒に学校も来ねぇ。声も掛けねぇ。
どうして…同じ学校なんだよ…
嫌でも見かけちまうじゃねぇか…
ローの奴と幸せそうなお前を見ていて平気でいれるくらい、俺は……
強くねぇよ…
エースの頬に一筋の涙が伝わった。
by NIN
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ろく(プロフ) - 泥鰌だよ。NINちゃん、久しぶりに帰ってきました (2018年7月27日 10時) (
レス) id: cd5461ce24 (このIDを非表示/違反報告)
NIN(プロフ) - 龍神さん。コメントありがとうございます。とても励みになります p(^-^)q コメ返しが遅くなり、申し訳ございません m(__)m 少しづつにはなると思いますが、頑張って書いていきますので、今後もどうぞ見てやってください(^-^)/ (2016年7月7日 10時) (レス) id: 2688846f37 (このIDを非表示/違反報告)
龍神(プロフ) - 久しぶりの更新有り難う御座います( ☆∀☆)これからの夢主がどうなるのか気になりますＯ(≧∇≦)Ｏ更新出来るときで良いので頑張ってくださいq(^-^q) (2016年7月6日 9時) (レス) id: 936260cf6f (このIDを非表示/違反報告)
スペード - うん( p_q) (2015年4月14日 21時) (レス) id: 0ba00428b7 (このIDを非表示/違反報告)
NIN(プロフ) - スペードちゃん…恐らくそう反応すると思ってたよ。まぁまぁ…この先を楽しみにしていてね。 (2015年4月13日 20時) (レス) id: f8d0df71cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蛙鰐泥鰌、NIN、ライ | 作者ホームページ：
作成日時：2015年2月5日 19時
