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大切なもの ページ6

LF「エースぅ!A〜!」


SB「お、帰ってきた」




洞窟の出口で待ってたのはルフィとサボ。
私たちを見て安心したように笑った。




SB「どうしたんだ、何かあったのか?」




おんぶされてる私を見て心配そうに頭を撫でながら全身をじっと見るサボ。




「…怖かっただけです」




いらない心配かけて申し訳ない。




SB「そっか、なら良かった。俺もおんぶしたい」


「もう歩けるわ」




そんな事より…とサボの目線をエースのほうへ誘導する。


気まずそうに頰をかきながら口を開いた。




SB「エース。ごめんな」


AC「…サボ。俺こそ悪かった」




謝り合うふたり。
それを見た私とルフィは微笑んだ。




「ありがとうエース。そろそろ下ろして?」


AC「嫌だ」


「!?」




まさかの反応に声も出ませんでした。
なんでだよ。私をおんぶして何が楽しいの。




AC「あ、やっぱり下ろす」




と言ったエースが急に腕を退けるからそのまま地面へ落下。




「っいったあ…!」




もっと大切に扱ってよね。




AC「あー。重かった」




おい。聞こえてるからな。




SB「あはは、大丈夫か?A」


「…サボ」




笑いながら手を貸してくれたサボ。
その手を掴むとグイッと引っ張られてそのままサボの胸の中に。




「そういえば、みんなは帰ったの?」


LF「帰ったぞ!兄弟耳入れず話せとか言ってたな」


SB「水入らずな」




相変わらずアホだなルフィはと言いながら笑うサボ。
森の中にこの3人といると思い出すなあ。




「いつかまたコルボ山に行きたい」


AC「へへへ、いいな」




さっきからよく笑うエース。
泣いた分を取り戻すみたいで私まで笑ってしまう。




「ダダンにも会いたいなあ」


LF「Aはタダン好きだよな!」


「みんな好きでしょ」




タダンには可愛がってもらったからね。
…いろんな意味で。




SB「ルフィが海賊王になったら行こう」


LF「しっしっしっ、いいぞ!」




そうサボが言うとルフィが笑って返事した。

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作者名:ちいず 。 | 作成日時:2020年6月3日 21時

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