変わらないもの�� ページ45
「…うーん。うーん」
さっきから何かがおかしい。
だけど原因が分からない。
LF「どうした？」
「…あ、ルフィ」
ダイニングの椅子に座って頭を抱えてるとパンをくわえたルフィが隣に座ってきた。
「なんかね、変なの」
LF「…パン食うか？」
「腹減ってるんじゃないわ」
馬鹿野郎。
何がおかしいのか分からないんだけど
頭と心が変。
「ま、考えても仕方ないか」
LF「ん？なんかよく分かんねェけどそうだな！」
「呑気」
ため息をついて立ち上がろうとするとリビングに入ってきたローと目が合った。
「お風呂上がり？」
LW「…ああ」
パンガン見。
あの人、パンしか見てないよ。
LF「食うか？トラ男」
LW「食わねェよ」
ため息を吐きながら近づいてくるロー。
LW「ん」
「？？」
タオルを渡してくると椅子に座ったロー。
…拭けと？
「甘えん坊」
LW「…早くしろ」
「仕方ないなあ」
わしゃわしゃ拭くと雑だと怒られた。
これが理不尽ってやつ？
LF「トラ男は毎日風呂入るよなぁ！」
「普通は入るんだよ」
LF「そうなのか？」
普通はね。普通は。
「ルフィも入ってきなよ」
LF「力が抜けるんだよなあ」
だからって入らない理由にはならないわ。
そう思いながらローの頭を拭き終えた。
LW「ねみぃ」
「寝たら？」
LW「いや…」
そう言うと私を膝の上に乗せたロー。
肩にローの頭が乗る。
LW「寝る」
「私は抱き枕か」
そんな事ある？
寝始めたローを放置してるとルフィが分かりやすく拗ねた顔をしてた。
LF「俺のAだ！」
「…まあまあ」
LF「退け！トラ男！」
「お風呂入ったらね、ルフィ」
そう言うと黙ったルフィはお風呂場に走って行った。
チョロすぎ。
SN「Aちゃん…って。何してんだロー」
「あ、サンジ。おかえり」
晩御飯の買い出しに行ってくれてたサンジ。
「なんだろう、よく分かんないや」
SN「クソ羨ましい」
「あはは」
みんな変だな。本当。(失礼
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作者名：ちいず 。 | 作成日時：2020年6月3日 21時
