無人島の漂流記② (ページ40)

今日:1 hit、昨日:8 hit、合計:84,580 hit

寂しいから④ ページ40

「まあ、エースは放っておいて。ご飯食べよう？」

そう言ってまだ濡れたままの髪で椅子に座ると右にチェンジ、左にサンジが座った。

LF「飯！！」

LW「おい、引っ張るな」

キラキラしたルフィにゆっくり歩いてくるロー。

LF「なんでお前がそこなんだよ！」

チェンジのほうを見た瞬間、ぷくっと頬を膨らましてそう言ったルフィ。

CG「だ、だめですか？」

LF「当たり前だ！Aの隣は俺だからな！」

「そんな決まりないでしょ」

立ち上がろうとするチェンジを止めてルフィにそう言った。

「…本当、チェンジに意地悪言わないで」

お願いだから、恥ずかしいからやめて。

LF「ちげぇよ」

「じゃあ、私のこと"俺のもの"ってのやめる？」

ルフィやエースを見てそう言うとみんなが黙った。
…空気悪くしたかな？

CG「Aさん、俺は平気ですから…」

「チェンジも。命助けてもらったからってかしこまらなくていいよ」

CG「え、でも」

「それに、みんな呼び捨てでいいから。困ってる人を助けるのは人間として当たり前でしょう」

そう言うとチェンジは恥ずかしそうにありがとうと言った。

「はい、この話は終わり。ご飯食べよ」

そう言って手を合わせるとガタッと音を立ててルフィが立ち上がった。

LF「寂しいだろ！！」

「え？」

そう叫んで。
いや、主語。

LF「仲良くするなよ！寂しいだろうが！」

逆ギレってやつ？
でも言うことが可愛すぎて全然だめだ。

笑いそう。

「ふっ、ふふっ…あはっ。可愛い」

笑いながらそう言うと赤くなったルフィ。
やだもう本当可愛いんだから。

LF「可愛くねェ！！」

そう叫ぶルフィの隣に座るゾロに席を代わってもらった。

SN「Aちゃん…なんでクソマリモが俺の隣に！」

「ゴメンね仲良くして」

SN「はあい！」

隣に座ってもこっちを見ないルフィ。
拗ねてるのかな。

「ルフィ、あーんして」

LF「なんだ…よっ！？」

振り向いたルフィの口の中にお肉を突っ込んだ。

LF「うめぇ！！」

「ふふ、よかったね」

単純なところが可愛い。