無人島の漂流記② (ページ39)

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寂しいから③ ページ39

ZR「おい、トラ男。テメェ…」

ヤクザかと思ったらゾロだったってことはよくある話だと思うの。え？ない？

LW「なんだ。ゾロ屋か」

ZR「なかなか帰って来ねェと思ったら何してやがる」

LW「着替えを手伝ってるだけだ」

頼んでないけど。
言い方が誤解を招くからやめていただきたい(切実

ZR「手伝ってるだァ？なら俺が手伝ってやるよ」

「ひとりで着替えれます」

勘弁して。
ふたりを睨むと渋々出て行った。

普通に出て行ってほしい。変態みたいだから。

「はあ」

ひとつため息をついて引っ張り出してきたダボダボのTシャツと短パンを着た。

…新しい服がほしい。

そう思いながら脱衣所から出るとエースが立ってた。

AC「髪」

ニコニコしながらそう言ったエース。
…ああ、髪ね。主語と述語ってわかる？

「ん。ありがとう」

AC「おう」

タオルをエースに渡して拭いてもらいながらリビングに入る。

SB「…え？下履いてる？」

「履いてる」

驚いた顔をするサボにTシャツをペラっと上げて見せれば納得したらしい。

私、エースみたいに変態じゃないし(失礼

SN「Aちゅわん！もうすぐディナーの用意が整います」

「ありがとうサンジ！手伝えなくてごめんね」

SN「いや、いいんだよ。俺の仕事だから」

それに。とサンジが言うとキッチンからお皿を運んでくるチェンジと目があった。

SN「チェンジが手伝ってくれてるんだ」

「え！ありがとうチェンジ～～！」

CG「いえ、これくらい当たり前です。命を救っていただいたのですから」

ほら、めっちゃ良い人。
感動してると髪を余計にぐしゃぐしゃにされた。

「ちょ、エース」

AC「こいつ、俺のだから」

そう言いながらグイッと頭をエースの胸板に押し付けられた。

CG「えっ、あ…そうなんですね。すみません」

「いや何言ってんの」

違うから。と言いながら離れると嫌そうな顔をしたエース。

「私たち兄妹でしょ？」

AC「いーや。恋人だ」

「いつからだよ」

もし恋人なら今すぐ別れてください。