無人島の漂流記② (ページ23)

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返却① ページ23

「…なにするの」

部下「いいから、お前はここで大人しくしてろ」

下っ端くんにそう言われて大人しくその場に座る。
私の周りには下っ端くんやら部下やら…

厳重に守られてる。

「ルフィ、来ないかもよ？」

部下「麦わらにとってお前がどういう存在か、俺らは知ってるぜ」

なーにを自信満々に。
アンタたちはルフィ何だよ。

「…にしても、血が」

このままじゃ寝そう。
血が足りなくて。

男「お前ら、絶対にその女を渡すなよ」

部下「わかってやすよお頭」

1日経てばサヨナラだけどね。
なんて事は口が裂けても言えない。

男「銃でも突きつけとけ」

そう…誰だっけ。サクシ？が言うと周りにいた男たちに銃口を向けられた。

撃たれたら死ぬやつだ…

「アンタなんかの言う事ルフィは聞かない」

大人しく捕まるわけない。
ルフィは海賊王になるんだから。

男「聞かなきゃそん時はお前を殺すさ」

それだけは勘弁。
痛いのは嫌。

殺されたらあの島に帰れるのかな、無理そう。

あれ？これってピンチなんじゃ…

部下「やっと自分の状況を理解したか？」

周りにいた男たちがニヤニヤし始めた。

今日、殺されたら意味がない。
そんな事も気づかなかったなんて私は馬鹿だ。

「…別に死ななきゃいい事だもん」

そうだ、死ななきゃ良い。
なんとかして生き延びよう。

部下「あ？何言ってやがる」

だけど、無理そう。

ドオンッ

少し諦めかけた時、広場に大きな音が響いた。
…随分とド派手なご登場で。

LF「Aーー！！！」

たくさんいた見物人たちの真ん中から煙が上がって、人々が逃げ回る。

その大きな声にホッとため息がでた。

「…ルフィ」

煙が晴れるとそこにいたのはルフィ。

SB「Aは返してもらう」

SN「ただで済むと思うなよクソ野郎」

サボやサンジ達もみんな一緒。

男「来たか麦わらァ！」

部下「お、お頭…ッ！アイツらは！」

男「四皇の仲間に、革命軍…最悪の世代まで…ハハッ面白ェじゃねェか！」

全員まとめて海軍に突き出してやる。なんて言ったサクシ。

やめておいたほうが安全なのに…

相手が悪すぎると思うな、ドンマイ。